研究課題/領域番号 |
21K17513
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中島 輝 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 客員研究員 (90897349)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | メンタルプラクティス / 疲労 / TMS / メンタルプラクティス(運動イメージトレーニング) / 脳卒中後麻痺側上肢機能 / 方法論 / TMS |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では脳卒中後の運動麻痺に対する介入方法の一つであるメンタルプラクティスの効果的な負荷量の決定に向け,メンタルプラクティスに伴い出現する疲労が皮質脊髄路の興奮性や運動課題遂行能力の向上に及ぼす影響を多面的に検討する.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は運動イメージ(MI)の反復回数の増加に伴い出現する疲労が皮質脊髄路の興奮性や運動課題遂行能力の向上に与える影響を調査し,メンタルプラクティスにおける効果的なMIの実施回数(負荷量)を検討することである.本研究の結果より,メンタルプラクティスはMIの継続的な反復により精神的な疲労を引き起こし,フィジカルトレーニングと同様にパフォーマンスの向上に影響を与えることが明らかとなった.臨床にてメンタルプラクティスを実施する際はMIの持続的な反復に伴う疲労がパフォーマンスの向上に悪影響を及ぼす可能性がある為に慎重な配慮が必要である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メンタルプラクティスは効果的な介入方法であることが示されているが,その実施においては介入時間,介入頻度,介入期間といった方法論に明確な基準は無く,実施者の主観に委ねられている状況である.その中で本研究は,メンタルプラクティスの介入時間(負荷量)に着目した研究であり,その成果は今後の方法論の確立に大きな一助を成すことが出来るのではないかと考える.脳卒中後の運動麻痺に対するリハビリテーションの発展は,対象者の日常生活能力やQOLの向上に寄与するものであると考える.
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