研究課題/領域番号 |
21K17556
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
関根 千恵 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (10886667)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
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キーワード | 仙腸関節 / 腰部障害 / 競技スポーツ / 女性アスリート / 筋活動解析 / 挙動解析 |
研究開始時の研究の概要 |
仙腸関節性腰痛は,競技スポーツ選手において,椎間板ヘルニアと同程度の頻度で生じる一般的な病態であるが,有効な予防法が確立されていないことが問題視されている.その要因として,仙腸関節性腰痛が多い種目が調査されていないこと,仙腸関節の挙動解析が従来の手法では困難であったため,発生機序が明らかになっていないことがあげられる. そこで本研究は,仙腸関節性腰痛に着目し,競技種目別の頻度を調査し,発生率の高い種目において,仙骨の動きを推定する手法を用いた仙腸関節挙動解析・体幹筋活動解析を行い,障害発生機序を明らかにすることを目的とする.
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研究成果の概要 |
本研究では,競技スポーツ選手と運動習慣のない大学生を対象に,質問紙調査ならびにスクリーニングテストを行い,競技別の仙腸関節障害の頻度を明らかにすることを目的とした.その結果,仙腸関節痛の既往率は競技間で有意差を認め,バスケットボールに比べ,水泳(既往率40%)で頻度が高かった.現在の仙腸関節障害の有訴者率は競技間で有意差を認めなかった.仙腸関節痛の既往率は競技間で異なることから,競技動作の反復が障害発生に影響する可能性が考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,仙腸関節痛の既往の頻度が競技間で異なることが明らかとなった.障害予防法を検討する上では,まず障害頻度の高い競技を明らかにする必要がある.本結果は,アスリートの仙腸関節障害予防の一助となることが期待される.
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