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足関節不安定症に対するニューロモデュレーションによる革新的リハビリテーション開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K17559
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

澳 昂佑  川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (10783540)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード慢性足関節不安定症 / 重心動揺 / 周波数解析 / ニューロモデュレーション
研究開始時の研究の概要

慢性足関節不安定症患者(chronic ankle instability: CAI)においてこのフィードバック機構が破綻することで運動機能が障害されていることが知られている。近年,注目されている非侵襲的に脳を刺激するニューロモデュレーションによって,フィードバック機構を直接強化し,リハビリテーション効果を促進できるのかを明らかにする。特にCAIの受傷と関連する動的バランスが改善するのか明らかにする。これによりこれまで焦点とならなかったCAIのフィードバック機構の変化と運動機能の関連を明らかにし,CAI分野のリハビリテーションの革新的な治療開発の創設が期待できる。

研究実績の概要

慢性足関節不安定症患者(chronic ankle instability: CAI)においてフィードバック機構が破綻することで運動機能が低下する可能性が示唆されている。しかしながら,この病態のメカニズムや,リハビリテーションは明らかとなっていない。リハビリテーション介入として,非侵襲的に脳を刺激するニューロモデュレーションがある。本研究の目的はニューロモデュレーションによってCAIのフィードバック機構を強化し,リハビリテーション効果を促進できるのかを明らかにする。特にCAIの受傷との関連や運動機能の指標となる動的バランスが改善するのか明らかにする。またフィードバック機構の異常を明らかにする。現在,健
常者とCAIに対して重心動揺における周波数解析を実施し,フィードバック機構の破綻に関連する異常を解析した。この結果,CAIは健常者と比較し,バランス制御下において視覚に依存した運動制御となっている可能性が示唆された。視覚に依存することで運動機能が低下する可能性が示唆された。昨年度,さらに被験者を増加し,CAIの重症度による特徴を解析した。解析の結果,重症になるほど,視覚に依存した運動制御機構となる可能性が示唆されてた。またCAIに移行する可能性のあるcoper群においては視覚に依存していない可能性が示唆されている。この結果により,重症度別の運動療法やニューロモデュレーションの効果を検証する。coper群においては視覚に依存していないことから,視覚に姿勢制御・運動制御戦略を獲得することがCAIの再発予防として重要であるかもしれない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初予定していた実験,解析は予定通り実施できているが,新たに解析していく中でCAIの重症度別に視覚に依存している可能性が示唆された。さらに視覚依存度と運動機能の影響や特徴が検出される可能性があり,実験を行うこと及び,新たな解析を行うことが予想されることから,やや遅れていると判断する。

今後の研究の推進方策

CAIの重症者別の視覚依存度と他の運動機能との関連を解析する。具体的には超音波画像診断装置を利用し,下腿から足部における筋形態・機能の特徴を解析する。この結果をもとに視覚依存度別に運動療法の効果やニューロモデュレーションの効果を検証する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Effect of Increased Flexor Hallucis Longus Muscle Activity on Ground Reaction Force during Landing2021

    • 著者名/発表者名
      Oku Kosuke、Kimura Daisuke、Ito Tomotaka、Matsugi Akiyoshi、Sugioka Tatsuya、Kobayashi Yusuke、Satake Hayato、Kumai Tsukasa
    • 雑誌名

      Life

      巻: 11 号: 7 ページ: 630-630

    • DOI

      10.3390/life11070630

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 「何処を目指して臨床研究すべきか?(足の研究から学んだこと)」2023

    • 著者名/発表者名
      澳昂佑
    • 学会等名
      第11回日本運動器理学療法学会学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 実践 足の保存療法2023

    • 著者名/発表者名
      熊井 司,澳 昂佑
    • 総ページ数
      336
    • 出版者
      文光堂
    • ISBN
      4830627751
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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