研究課題/領域番号 |
21K17575
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 京都先端科学大学 |
研究代表者 |
成相 美紀 京都先端科学大学, 健康医療学部, 准教授 (10825128)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 足関節捻挫 / バスケットボール / トレーニング負荷 / チームスポーツ / トレーニング |
研究開始時の研究の概要 |
足関節捻挫はチームスポーツにおいて発生率が高いスポーツ外傷であり、予防の取り組みが求められているものの、受傷・再受傷の要因は未だ不明な点が多い。そこで、足関節捻挫の内的危険因子に対して、外的な要因であるトレーニング負荷がどのように作用するのかを継続的な傷害調査とトレーニング負荷のモニタリングによって解明することを目的とする。これにより、足関節捻挫のリスクを減らした上で効果的なトレーニングをするための負荷のモニタリング指標を作成することを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究課題は、選手が持つ足関節捻挫の内的要因に対して、外的な要因であるチームトレーニングの負荷がどのように作用するのかを継続的な傷害調査とトレーニング負荷のモニタリングを行うことによって解明することを目的としている。 内的危険因子を検討するために、2022年度から対象者の内的要因に関する測定を開始している。測定項目は足関節の不安定性、底屈筋力、外返し筋力、背屈可動域、動的バランス能力など下肢の特性に関する測定と、ジャンプや方向転換能力など競技特性に関わる体力の測定とした。2023年度は、大学男子バスケットボール部に所属する選手を対象に測定と傷害調査を継続した。上記測定に参加した対象者19名において測定後の傷害発生状況を追跡した結果、20件の傷害が発生し、そのうち足関節捻挫が疑われたものは8件であった。調査期間中の休部、退部などにより対象者が減少したため、次年度以降も対象者を増やしていくことが必要な状況である。また、現在は傷害発生件数をチームトレーニングの曝露時間で補正を行い時間当たりの傷害発生率を算出して分析を進めている。そして、傷害発生状況と下肢の特性や専門的な体力の測定結果を元に足関節捻挫の内的危険因子となりうる項目の特定を進めている。足関節捻挫の発生とトレーニング負荷との関係についても、対象者が所属しているチームで行う日々のトレーニング負荷のデータを継続して収集するとともに、分析を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
調査期間中の対象者の休部、退部などにより分析に必要な対象者数を確保できなかった。 また、産前・産後休暇および育児休業取得のため2023年9月から2024年3月までデータ分析作業を中断した。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度も4月から9月まで育児休業を取得予定である。育児休業終了後に足関節捻挫の内的危険因子の検討や日々のトレーニング負荷との関係の検討を進めていく。また、分析に必要な対象者数を確保するためにデータ収集の期間を延長するとともに、収集したデータから順次分析を進めることで足関節捻挫の内的危険因子になりうる項目の特定を進める。また、対象者がチームで実施している日々のトレーニング負荷についても継続してデータの収集と分析を進める。
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