研究課題/領域番号 |
21K17579
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター |
研究代表者 |
原村 未来 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学・研究部, 契約研究員 (10806285)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 発育期 / 筋横断面積 / EFOV法 / MRI法 / 子ども / 骨格筋量 / MRI / 超音波画像 / 超音波画像法 / 生理学的筋横断面積 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,拡張視野超音波画像(EFOV)法に着目し,子どもを対象にEFOV法で測定した筋横断面積(CSAEFOV)の妥当性についてMRI法で算出したCSA(CSAMRI)と比較し,子どもを対象としたEFOV法での筋横断面積の測定方法を確立することを目的とする.研究1は,子どもにおけるEFOV法での上腕部・体幹部・大腿部の筋横断面積の測定値の再現性の検証を実施する.研究2は,子どもにおけるCSAEFOVとCSAMRIの妥当性の検証および筋体積との関連性を検証する.
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研究実績の概要 |
本研究では,(1)子どもにおけるEFOV法での上腕部・体幹部・大腿部の筋横断面積の測定値の再現性の検証を行ったうえで,(2)CSAEFOVとCSAMRIの測定値の妥当性の検証および筋体積の関連性に関する検証を実施し,EFOV法での子どもの筋横断面積の測定方法を確立することを目的とした. これまで,子どもの筋サイズの経年変化について報告した研究は,超音波画像診断装置で上肢および下肢の筋横断面積や筋厚などが報告されているが,生理学的筋横断面積(PCSA)の発育における変化を報告した研究はほとんどない.PCSAの算出は,MRIやCTといった医用画像法で得られた筋体積を,超音波法での測定で得られた筋束長で除すことで定量すること出来るが、それらの装置は高い分解能を有している一方,使用場所の制約がありフィールドワークには適していない.この欠点を解決する技術として,超音波画像診断装置に搭載されている拡張視野超音波画像法(EFOV法)がある.超音波画像診断装置は,測定場所の制約も少なく,学校現場等での筋厚の測定にも活用されている。 当該年度において、上記課題を達成するためのEFOV法の再現性の検証は終了している予定であったが、習得に予定を上回る時間を要している。現在の進捗状況では、再現性の検証が終了したため、令和5年度6月~10月の期間で子どもを対象にデータを取得予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
EFOV法での上腕部の測定に関して、再現性の検証に時間を要しているため。
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今後の研究の推進方策 |
EFOV法での大腿部および上腕部の筋横断面積の測定に関しては、すべての筋を1回で撮像するのではなく、筋ごとに分けて撮像することで、再現性の高い画像を取得することができた。これらの撮像手法を用いて、今年度は子どもを対象に本測定を行っていく。具体的には、2023年6月~10月の期間で70名程度の子どもの筋横断面積を取得する予定である。
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