研究課題/領域番号 |
21K17594
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 福岡大学 (2022-2023) びわこ成蹊スポーツ大学 (2021) |
研究代表者 |
呉屋 良真 福岡大学, スポーツ科学部, 助教 (10879745)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 運動視 / 視覚情報処理 / 視覚背側経路 / 視覚トレーニング / 視覚運動 / ランダムドットキネマトグラム / 視機能トレーニング / パフォーマンス / 脳情報処理 / 脳機能 |
研究開始時の研究の概要 |
ボールや相手選手の動きに基づいてプレーをする球技競技のパフォーマンス発揮には、視覚情報処理の中でも、物体の動きの速度や方向を弁別する運動視が大きく貢献する。運動視は動くドット群により作り出される動きを弁別する課題で、同一方向に動くドットの割合(運動コヒーレンス)によって定量評価することができ、運動コヒーレンスに依存して視覚応答が高くなることがサルを対象とした研究で明らかとなっている。動きの視覚応答を高めることで視覚運動パフォーマンスが向上すると考えられるが、これを立証した報告はない。そこで本研究では、ドット刺激を用いた運動視トレーニングがパフォーマンスを向上させるかを検証することを目的とする。
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研究成果の概要 |
ボールや相手選手の動きに基づいてプレーをする球技競技のパフォーマンス(視覚運動)発揮には、視覚情報処理の中でも、物体の動きの速度や方向を弁別する運動視が貢献する。本研究は、視覚運動を向上させるための運動視訓練法の構築とその効果検証を行うことを目的としていた。視覚運動の評価は、運動の複雑さを排除し容易に順化できる課題を用いた。運動視の評価にはランダムドット刺激を用いた。運動視訓練にも同刺激を採用し、実験参加者の反応を伴わない注視課題とした。同一参加者に対して運動視訓練を一定期間実施し、その前後の視覚運動と運動視の評価時に脳波計測することで、運動視や視覚運動が向上するかを検討することを目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、球技競技のパフォーマンスを高めるための新たな方策を模索するため、運動視トレーニングがボールや相手選手の動きに基づいて行われる視覚運動のパフォーマンスを向上させるかについて検討すること、そして、向上させた場合にそのメカニズムについて脳波の観点から検討することを目指していた。スポーツパフォーマンス向上の一因を、脳の視覚情報処理の観点から明らかにすることができれば、よりよりトレーニングプログラム作成への寄与が期待される。
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