研究課題/領域番号 |
21K17595
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 福山平成大学 (2022-2023) 大阪体育大学 (2021) |
研究代表者 |
峯田 晋史郎 福山平成大学, 福祉健康学部, 講師 (70850832)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 足関節捻挫 / 足関節内がえし捻挫 / 慢性足関節不安定症 / ChronicAnkleInstability / 外乱 / 外傷よ防 / リコンディショニング / コンタクト / 身体接触 / アスレティックリハビリテーション / 足関節内反捻挫 / 傷害予防 |
研究開始時の研究の概要 |
捻挫の多くは身体接触もしくは認知負荷が加わっている際に受傷している。身体接触の際には、足関節には外反筋力だけで制動できないほど、大きな内反トルクが作用する。また認知負荷が加わると、特に事前に力を入れて安定性を高めるようなフィードフォワード制御が損なわれる。しかし、現在の予防トレーニングは非接触・認知負荷がない状態を想定している。 すなわち、大きな内反ストレスに対する足関節安定化メカニズムの解明及び、それに対する認知負荷の影響の解明は捻挫予防に大きく貢献する。そこで本研究では高強度な内反負荷に対する足関節安定化メカニズムを解明し、身体接触及び認知負荷を想定した捻挫予防プログラムの構築を目指す。
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研究実績の概要 |
申請時の計画では2023年度にはトレーニング介入による動作や動作特徴(Kinematics, kinetics, 筋活動など)の変化を定量化する計画であった。計画は順調に進んでおり、認知負荷の有無は関係なく、足部の底屈+外反筋群の共収縮が足関節の安定性向上に重要である可能性が示された。Kinematics, kineticsの詳細のデータに関しては現在再解析中である。この底屈+外反筋群の共収縮は木片2つを組み合わせた機材で実施することができ、その簡便性やコストの面から広くスポーツ現場で使用できるトレーニングである。本データは本年度6月の学会および追加解析が終了後国際誌に投稿予定である。 また、2021,2022年度の外乱時の足関節の安定性向上に関連する要因の検討の研究については、Medicine and Science in Sports and Exerciseに投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2023年度の計画に関しては若干の遅れがある。2023年度は介入を行い、その介入トレーニング効果を動作特徴(Kinematics, kinetics, 筋活動など)の変化を定量化する計画であった。実験、測定自体は計画通り終了しているが、解析データにミスが見つかった。そのため現在再解析中であり、再解析を必要としたことから若干の遅れがあるといえる。 2024年度に関しては、順調に計画通り進行している。2024年度は実際に介入トレーニングを実施し、内がえし捻挫の予防効果を検討する計画であった。4月は新入部員が確定しきらないというチーム事情を鑑み、5月からトレーニング介入計画である。この介入に関しては順調に進捗しており、2024年度計画は問題なく進む見込みである。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は2025年度までの計画である。 2024年度に関しては、前述したとおり実際に各チームに予防トレーニングを実施し、トレーニングの内がえし捻挫予防効果を評価する計画である。すでに介入準備は問題なく進んでいる。介入は週3回、2か月間のトレーニング介入後、維持のためのトレーニングを年間通じて週1回実施する計画である。前年度までのデータを対照群とし、予防効果を定量化する。 2025年度に関しては、一度2024年度のデータをもとに予防トレーニングの効果を検証し、見直しの必要性を検討する。その後引き続き介入を行い、必要なサンプルサイズを確保する計画である。
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