研究課題/領域番号 |
21K17611
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 大阪体育大学 (2023) 名古屋産業大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
小芝 裕也 大阪体育大学, 体育学部, 助手 (80636746)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 動脈硬化 / 動脈スティフネス / 減量 / 体組成 / baPWV / 階級制競技 |
研究開始時の研究の概要 |
動脈スティフネスは、動脈壁の硬化に着目した指標であり、早期に心血管疾患リスクを示すことが明らかにされている。過度な減量は、血管内皮機能(血管の最内層にある細胞の機能)を低下させることが報告され、階級制競技(柔道、レスリング、ボクシングなど)でみられるような減量は、血管内皮機能の低下から動脈スティフネスを増加(心血管リスクが上がること)させる可能性が示唆される。 そこで本研究は、階級制競技選手を対象に血圧脈波検査装置を用いて動脈スティフネス値を明らかにし、動脈スティフネスに影響を及ぼす減量行動を明らかにすることを目的とした。
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研究実績の概要 |
本研究は、階級制アスリートの減量に対する健康問題について心血管リスクの観点から論じていく。そのために、階級制アスリートの動脈スティフネス値を明らかにし、減量との関係について検討する。本研究では2つの課題を設定し、課題1では、減量を繰り返す階級制アスリートの動脈スティフネスの基礎値を確認し、さらには減量経験とのかかわりについて検討する。課題2では、階級制アスリートにおける減量が動脈スティフネスに及ぼす即時的な影響を明らかにする為に、減量時と減量を実施していないタイミングの2点で動脈スティフネスの値を検討する。 課題1に関しては、7割以上の測定を終え、途中経過をデータ解析した結果、階級制アスリートは、非鍛錬者と比較して動脈スティフネスが有意に高い値であることが明らかになった(p<0.05)。今後、測定数を増やし階級制アスリートの動脈スティフネス値と減量に関わる要因(減量の有無、減量頻度・回数、減量の程度:kg)について深めていく。 課題2に関しては数名の測定を終了したが、測定タイミングが特殊なため、実験協力者の獲得に苦戦しているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
初年度の遅れを引きずる状況となっている。さらに、課題2の測定条件・タイミングが限られている為、実験協力者の確保に困難している。
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今後の研究の推進方策 |
近畿圏内だけでなく、その他エリアにも働きかけ実験協力者の獲得に努める。
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