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サルコペニア肥満の早期検出因子としてのエンプティ・カロリー摂取量の有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K17642
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関福岡大学 (2022-2023)
長崎県立大学 (2021)

研究代表者

冨賀 理恵  福岡大学, スポーツ科学部, 研究員 (80881218)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード身体組成 / 身体活動量 / 栄養摂取量 / エネルギー消費量 / エネルギー摂取量 / 食事調査 / エンプティ カロリー / サルコペニア / 肥満
研究開始時の研究の概要

我が国においては、高齢化に伴うサルコペニア(骨格筋量の減少)と高齢者の肥満を起因とする「サルコペニア肥満」が社会問題化することが必至である。サルコペニア肥満はそれぞれの病態よりも代謝異常、機能障害、心血管リスクを高める。そのため、未病段階での予防策の構築とそのための早期スクリーニングが重要である。本研究では、身体機能や栄養状況から、高齢者のサルコペニア肥満の早期スクリーニング法を構築することを目的とした。さらに、この指標の一つとして「カロリーは高いが栄養素が極めて少ない」”エンプティ・カロリー”の摂取量がサルコペニア肥満に寄与していると仮説を立て、疫学的及び実験研究的手法を用いて検証する。

研究成果の概要

本研究では地域在住高齢者の身体活動量と栄養摂取量を評価し、骨格筋量が低下するサルコペニアまた内臓脂肪が蓄積する肥満の2つを持ち合わせたサルコペニア肥満の要因を明らかにすることとした。対象者は30名の地域在住高齢者であり、身体的特性、身体活動量、身体機能および栄養価を測定、評価した。身体活動量は加速度計および二重標識水法(日常生活下のエネルギー消費量を算出するゴールドスタンダードとされている)を用いていた。身体機能は握力や椅子の立ち上がりを用いて評価した。食事調査には、3日間の食事記録法と写真記録法を併用した方法を用いた。横断的なデータに関してはすべて取り終えており、現在データの解析中である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化社会を迎えた我が国において、高齢者のサルコペニア肥満を高い精度で検出する指標を確立することは、早期に発展が望まれる社会的な要請の強い研究と考えられる。サルコペニア肥満の共通の定義は欠如しており、臨床データも乏しい。エンプティ・カロリーと内臓脂肪量、肥満との関連については近年疫学調査レベルで報告がなされているが、その多くは、子供や青年を対象としており、高齢者におけるエビデンスはほとんど蓄積されていない。したがって高齢者の身体組成、身体機能および身体活動量ならびに栄養価を評価し、サルコペニア肥満との関連を明らかにすることは健康寿命延伸につながることが考えられる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 地域在住高齢者における内側側頭部の萎縮と身体活動強度の関係ー福岡アイランドシティ研究―2023

    • 著者名/発表者名
      冨賀理恵、畑本陽一、古瀬裕次郎、冨賀裕貴、安方惇、小見山高明、池永昌弘、檜垣靖樹
    • 学会等名
      第23回七隈アルツハイマー・パーキンソン病研究会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 後期高齢者と要介護認定者の身体活動レベルと身体機能性の関係2023

    • 著者名/発表者名
      冨賀理恵、園田剛之、畑本陽一、古瀬裕次郎、安方惇、山本大暉、上原吉就、檜垣靖樹
    • 学会等名
      第77回日本体力医学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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