研究課題/領域番号 |
21K17712
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60030:統計科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
横田 勲 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (20761414)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 生存時間解析 / 生物統計学 / 予測 |
研究開始時の研究の概要 |
複数種のイベントのうちいずれか1つが観察される競合リスク型、同一のイベントが繰り返される再発イベント型、疾病―死亡型のような多変量生存時間アウトカムに対し、イベント確率や制限付き平均生存時間(RMST)の予測モデルの構築方法、ならびにその性能評価方法の開発を行う。具体的には、RMSTに対する回帰分析法、およびその較正方法の提案、多変量生存時間アウトカムに対するイベント確率予測モデルに対する判別能指標の開発を行う。
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研究実績の概要 |
令和5年度は、いくつか開発した理論成果の応用面での検討・考察を与えることができた。 右側打ち切りの有効サンプルサイズに与える影響に関する評価について、理論的な整理を終え、臨床試験実施の観点でガイドラインとなるような論文と、メタアナリシスを実施する際の注意点を事例を用いながら論文にまとめた。臨床試験実施のガイドライン論文は、海外の共同研究者を含め、議論を行った。 メタアナリシス論文は医学分野への応用論文を公表した。ここでは、解析モデルに併合指標の求め方として、固定効果モデルを用いるか、変量効果モデルを用いるかによって、有効サンプルサイズの減少と研究間異質性の及ぼす影響が大きく異なることが判明した。この現象を一般的な状況で説明するために、モンテカルロ・シミュレーションを通して、様々な打ち切りのパターンに応じた影響評価を実施中である。 境界付き平均生存時間について、検定の統計的効率に関する議論を開始した。モンテカルロ・シミュレーションより観察された現象について、理論的な考察を与えるための方針を、共同研究者と定めた。 イベント確率予測モデルの判別指標をアウトカムと捉えたNet Benefit、Chance of a longer survivalについては、概ね完成した理論面を踏まえて、考察を深めた。International Biometrics Society / Western Northern American Regionの年次会議にてNet Benefitに関する招待セッションをオーガナイズし、回帰分析法に関する提案を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の研究計画をすべて着手、もしくはまとめ終わりつつある。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、メタアナリシスにおける右側打ち切りデータの影響評価に関するシミュレーションを実施し、論文化を行う。 また、境界付き平均生存時間の理論面の構築を完成させる。 これまでの成果について、論文執筆を迅速に行う。
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