研究課題/領域番号 |
21K17841
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 電気通信大学 (2023) 群馬大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
松野 省吾 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (60836245)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 視線計測 / コミュニケーション支援 / マルチモーダルインタフェース / バーチャルリアリティ / 共感性 / 対話インタフェース / 遠隔コミュニケーション / マルチモーダルインタラクション / 対話システム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は非言語情報によるインタラクションを感性情報によって活性化する感性インタフェースの基盤技術開発を目的とする.遠隔・仮想空間コミュニケーションで欠落してしまう非言語インタラクションを話者の感性情報の表出によって復元することで,遠隔・仮想空間コミュニケーションの質的向上を目指す.感性情報は計測した生体情報から推定し,フィードバックを与えることで,非言語インタラクションの活性化と情報の相互共有を促す.遠隔コミュニケーションにおける感性情報伝達技術を展開できれば,次世代テレコミュニケーションの基盤技術として,遠隔での社会的コミュニケーションを実空間と同等のチャネルへと引き上げる可能性を備える.
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研究成果の概要 |
計測した生体情報から使用者の感情や態度の変化を推定し,感性情報としてコミュニケーションにフィードバックを与えることで非言語インタラクションを活性化し,情報の相互共有とコミュニケーションの質的向上を促進するようなヒューマンインタフェースの実現を目指し, 遠隔コミュニケーションにおける感性情報伝達の定量的な評価指標の確立とそれを用いて仮想空間におけるコミュニケーションを支援する入力インタフェースの開発を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
パンデミックにより遠隔コミュニケーションの重要性が増した現代において,仮想空間におけるコミュニケーション手段の重要性は高まっている. 仮想空間では現実空間と遜色のないコミュニケーションを期待されるが,現実には技術的制約から現実のような繊細な感情の機微を伝えることは困難である.本研究の成果として,眼球運動を計測することで集中,緊張といった心理状態の推定が可能であることを明らかにしたため,仮想空間におけるコミュニケーションデザインにおいて,随意的なコマンドによる感情表現をせずとも非随意な生理指標によって感情表現を行うことで,自然なコミュニケーションを促進する効果を期待できる.
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