研究課題/領域番号 |
21K17954
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
山田 ナオミ 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員(客員研究員) (80761337)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | mnemonics / education / anthropology / East Asia / standardization / entrance exam |
研究開始時の研究の概要 |
The key questions I seek to answer are: 1) what mnemonic devices and memory techniques (e.g. cultural forms of wordplay and mental images)are used in preparation for entrance exams across Greater China? 2) What is the conception of the role that these techniques play in educational emphases?
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研究成果の概要 |
台湾や中国をはじめとした中華圏における大学入試は非常に競争が激しい。本研究では、台湾で入試や大学の入学要件に備えるために編み出される記憶手法要素や暗記術について調査した。さらに、台湾で使用されている受験戦略を他の中国文化圏と比較した。中国で議論されるような「質の高い教育」と「受験教育」の二項対立は、台湾では論点にはなっていない。本研究では、台湾における教育カリキュラムの重点の変化(例:中国史からのシフトなど)に注目することができた。本研究では2回のフィールドワークで教材を集めるとともに、多様な背景を持つ学生や教員、家庭教師、そして、保護者と人類学的な調査を実施することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、試験対策の暗記方法と概念化を分析することで、台湾と中国大陸における相違点と類似点を明確化できたことにある。台湾と中国大陸のりょほうにおいて、受験における脱暗記化が議論されてきているが、その取組は異なっており、同時に、継続される暗記的な要素も必然的に相違してきている。また、学生が使用する具体的な暗記方法や戦略を調査することができた。
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