研究課題/領域番号 |
21K17980
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 追手門学院大学 |
研究代表者 |
間中 光 追手門学院大学, 地域創造学部, 講師 (30823546)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | レジリエンス / 観光 / 都市再編 / インドネシア / Covid-19 / アフターコロナ / 不確実性 / コモド島 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、観光からの分散・代用が不確実性への対応において果たす役割・課題について明らかにすることにある。疫病の発生や自然災害、経済危機、政治的混乱などに代表される不確実性の高まりは現代観光にとって避けて通ることのできないものである。本研究では、観光に関与する主体と関与しない主体の相互作用に注目し、不確実性に対する観光主体の対応を観光からの分散・代用という視点から読み解くことで、「観光のレジリエンス」を再考する。具体的には、インドネシア・東ヌサトゥンガラ州のコモド村における2000年代以降の観光制限・COVID-19の感染拡大という不確実性への対応を素材とする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、観光からの分散・代用が不確実性への対応において果たす役割・課題について明らかにすることにある。観光研究ではレジリエンス概念を用いた研究が蓄積されつつあるが、そこでは、観光事業やその主体のみに焦点が当てられ、サイドビジネスや他事業、観光業以外の職につく世帯員など観光からの分散・代用については十分な検討がなされてこなかった。そこで本研究では、観光に関与する主体と関与しない主体の相互作用に注目し、不確実性に対する観光主体の対応を観光からの分散・代用という視点から読み解くことで、「観光のレジリエンス」を再考する。 本年度は、昨年度に引き続きジョグジャカルタ特別州のムラピ山山麓地域において、新型コロナウィルスの感染拡大が地域社会や観光に与えた影響について社会調査を継続するとともに、同州都市部においても、中小零細の観光事業者による不確実性への対応をテーマとして関係者に対するインタビュー調査を実施した。特に後者については、近年、地方自治体が主導する都市再編における長期的な影響とコロナ禍による短期的な影響が複合的に確認された。来年度はこの点に焦点を当て、質問票調査などのサーベイを実施する予定である。一方、当初の調査予定地であった東ヌサトゥンガラ州での調査は協力機関との調整に時間を要しており、大きな進捗はみられなかった。来年度以降、本格的な調査を開始できるよう継続して調整をすすめていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
東ヌサトゥンガラ州での調査は協力機関との調整に時間を要しており、大きな進捗はみられなかった。
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今後の研究の推進方策 |
東ヌサトゥンガラ州での調査開始に向けて調整を継続するとともに、ジョグジャカルタ特別州での調査の拡大(代替)も検討する。
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