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医療現場における共創的アート・デザイン活動の実践モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K18001
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分90010:デザイン学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

岩田 祐佳梨  筑波大学, 芸術系, 研究員 (40825379)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 交付 (2022年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード医療環境 / ケア / well-being / アート / デザイン / 芸術 / 協働 / 評価 / アート&デザイン
研究開始時の研究の概要

本研究では、医療関係者や芸術関係者が協働で、創造的アプローチを用いて共に課題解決や価値生成に取り組むことを「共創的」活動と定義し、医療現場における共創的アート・デザイン活動の継続的実践に向けた実践モデルを開発することを目的する。研究課題として、日本の医療現場におけるアート・デザイン活動の悉皆調査によるマッピングと体系化、実践者へのヒアリング調査とロジックモデルに基づいた活動分析による共創的活動の実践プロセスの解明、共創的活動の実践モデルの設計と実践研究による検証を設定している。

研究実績の概要

本研究は、人々の健康やウェルビーイングな状態を目指し、医療関係者や芸術関係者が協働で医療現場でのアート・デザイン活動に取り組む共創的な実践モデルを開発することを目的としている。本年度は、以下に取り組んだ。
1)日本の医療現場におけるアート・デザイン活動のマッピングと体系化について分析を行った。さらに追加での文献調査を行い、その変遷を整理した。今後は、調査結果を分析し、論文投稿等を通じて成果を公表する予定である。
2)医療・福祉・教育現場におけるアート・デザイン活動の導入状況について、先進的事例の実施調査及び実践者へのヒアリング調査を行った。今後、調査対象を増やし、実践者に対して対面及びオンラインを併用して、調査を実施する予定である。
3)共創的活動の実践モデルの設計に向けて、つくば市内の病院において、以下の実践を試行した。まず、令和3年度に取り組んだ小児病棟における子供の主体性向上および子供と職員のコミュニケーション促進を目指したツールの開発について、令和4年度は病棟でのプレテストを行う予定であったが、新型コロナウィルス感染症の影響等の影響により実施不可であったため、令和5年度に実施する予定である。病院職員と患者・家族間、職員間のコミュニケーションの促進を目指し、実施した病院職員を被写体とする写真展の実践について、本写真展に関わった職員、患者などへのインタビュー調査およびアンケート調査の分析を行ったが、論文投稿等には至っていないため、今後は成果を公表する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

文献調査について、異なる分野の複合領域である本領域の実践内容の類型化や変遷の整理に時間を有しており、分析が難航し、想定よりも遅れている。ヒアリング調査について、文献調査の遅れにより、調査対象者の絞り込みに影響が出ており、遅れている。共創的活動の実践モデルの設計及び検証については、対象施設での実施が難航し、遅れている。

今後の研究の推進方策

外部組織との協働でアート・デザイン活動に取り組む医療施設および活動の実践者に対して、ヒアリング調査をおこない、共創的活動の実践プロセスの解明に取り組む。ヒアリング調査は、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、対面とオンラインの併用によって実施する。さらに、共創的活動の実践モデルの設計及び検証について、医療施設においてプレテストの実施を行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2023-12-25  

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