研究課題/領域番号 |
21K18014
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中村 覚 東京大学, 史料編纂所, 助教 (80802743)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | IIIF / デジタルアーカイブ / 人文情報学 / TEI / 利活用性 / 長期保存 / RDF / 持続性 / 相互運用性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、デジタル化された歴史資料等をインターネット上で共有・利用可能にするための仕組みであるデジタルアーカイブの構築において、高い持続性と利活用性を実現するシステム構築手法を開発することを目的とする。近年デジタルアーカイブの構築と活用が広がりつつある一方、システムの継続的な運用の難しさが課題となっている。この課題に対して、静的サイトとしてシステムを構築することにより、運用コストおよびセキュリティリスクを低減しつつ、IIIFやRDFの導入による相互運用性・利活用性の高いシステム構築手法を提案する。
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研究実績の概要 |
今年度は、デジタルアーカイブの構築手法として静的サイトの概念を適用する研究を進め、その成果を検証した。静的サイトの特徴である、HTMLファイルや画像などの静的コンテンツを基盤とするアプローチが、システム運用コストの削減やサーバ環境の選択肢の拡大に寄与することを確認した。具体的な適用事例として、以下のプロジェクトに取り組んだ。
東京大学史料編纂所「都城島津邸所蔵『琉球并諸島図』デジタルアーカイブ」「日本史用語翻訳グロッサリー・データベース」/東京大学大学院情報学環附属社会情報研究資料センター「Digital Cultural Heritage」/「S×UKILAM LOD Easy アプリ」:多様な資料を活用した教材アーカイブ」のデータをLinked Data化し、関連情報の収集・検索を簡便化するためのアプリケーション/TEI Genetic Editions Viewer: ジャン=ジャック・ルソーのジュネーヴ手稿を対象としたデジタル批判版の試作
これらのプロジェクトへの適用を通じ、IIIFやRDF、TEIを用いた可視化機能の構築を含め、静的サイト構築手法の改良を進めた。特にIIIFの活用においては、IIIFとジオリファレンスの親和性を高めるIIIF Georeference APIを用いた可視化ツールをオープンソースソフトウェアとして公開した。これらの研究成果は学会発表や論文として発信し、研究目的である高い持続性と利活用性を実現するデジタルアーカイブ構築手法の確立に貢献した。
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