研究課題
挑戦的研究(開拓)
臓器の中でも肝臓は栄養の貯蔵、有害物質の解毒・分解、消化に必要な胆汁の分泌を担う非常に重要な器官であるが、他の臓器で起きた癌が転移する転移性肝がんや慢性ウイルス性肝炎により発生する原発性肝がん等が起こる臓器でもある。この肝臓のマクロファージはこれまでクッパー細胞が主に研究されてきた。しかしマクロファージサブタイプという観点から、この臓器にも複数種の細胞が存在していることが推測される。そこで本研究計画では対象疾患を肝臓に定め、肝臓で起きるがんの進行に影響を及ぼす新規マクロファージサブタイプの探索と同定及びその機能解明を行うことにより、肝臓がんの発症メカニズムをマクロファージの観点から紐解く