研究課題/領域番号 |
21K18463
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 長崎国際大学 |
研究代表者 |
脇野 幸太郎 長崎国際大学, 人間社会学部, 教授 (00565658)
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研究分担者 |
齊藤 晋治 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 教授 (00368804)
高阪 悌雄 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (40537338)
杉本 浩章 日本福祉大学, 福祉経営学部, 教授 (50449469)
岡部 真智子 福山平成大学, 福祉健康学部, 教授 (80460591)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 学内実習 / 映像教材 / VR / 社会福祉専門職養成教育 / ソーシャルワーク演習 / Web実習プログラム / Web実習教材 / 多様な実習課題への取り組み / 地域特性を生かしたコンテンツ / ICTの活用 / バーチャルリアリティ / デジタル機器の活用 / 開発 / 評価 |
研究開始時の研究の概要 |
社会から求められているソーシャルワーカー養成に資するWeb実習プログラム及びWeb実習教材の開発・運用・評価を行うことを目的とする。 実習プログラムおよび実習教材の開発にあたっては、これまでソーシャルワーカーの関与が薄かった司法福祉分野や、守秘義務を理由に実習生が関与できなかった児童虐待事例等、配属実習では取組みづらい項目や、アイヌなど様々なルーツを持つ人へのソーシャルワーク等、学べる機会が乏しかった項目を盛り込む。Web実習プログラムやWeb実習教材の学習効果については、新たに策定した指標に基づき評価・検証を行う。
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研究実績の概要 |
本年度は、前年度までの研究成果を踏まえ、メンバー各自が設定したテーマ(民族の多様性、居住支援、成年後見制度の現状と課題、LGBTQ等)に即して、「学内実習」において活用しうる映像教材の内容、その際のバーチャルリアリティー(VR)技術の活用(VRゴーグルの活用等)の方策のあり方などについて検討を行った。そのうえで、一部のテーマについては、実際に映像の作成作業に着手し、そのためのインタビューや現地取材・撮影などを行った。撮影された映像については、グループ内で視聴し、当該映像を用いた演習授業の展開方法についても検討を行った。現在、本研究の課題として浮上している点は以下の諸点である。 ・本研究は、新型コロナウイルス感染症感染拡大の状況下において、ソーシャルワーク実習等の現場実習が実施できず、いわゆる「学内実習」に切り替えざるを得なかった当時(本研究応募時の2020年時点)の各養成校の状況を踏まえ、学内実習をよりリアリティのある学習成果の高いものとするために活用しうる教材の開発を企図したものである。しかし、現在、新型コロナウイルス感染症感染拡大はほぼ沈静化し、各養成校では実際の現場での実習が再開されている。そのような中で、本研究の達成目標を那辺に設定し、いかなる教材開発を目指すべきか、再検討が必要な状況である。この点、現時点では、養成校において実施される「演習」科目等での活用を念頭に置いた教材開発を軸に、グループ内で検討を行っているところである。 ・教材、特に映像作成におけるVR等の先端技術の活用には高い専門性が必要とされる。この点、その領域の研究者等の助力も得つつ、福祉領域の研究者による教材開発のあり方についても検討を行っていく必要がある。 以上のような課題を踏まえ、残り期間においてさらに研究を遂行していきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
参加メンバーの異動による研究環境の変化もあり、当初予定の研究内容も部分的に再検討が必要な状況である。また、VR等の先端技術の活用方策についての検討にも時日を要しており、実際の映像作成がやや遅れ気味であるのが現状である。1年間の研究期間の延長をお認めいただいたため、その期間内に確実な研究成果をあげられるよう、引き続き研究活動を遂行していきたい。
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今後の研究の推進方策 |
現在、研究遂行上の課題の洗い出しはできており、それを踏まえ、各自のテーマに即した映像教材作成を引き続き進める。作成された映像等については、随時メンバー間で共有し、定期的な研究会(オンラインを活用)の開催を開催して意見交換を行う。このような形で、期間内に十分な成果をあげられるよう引き続き研究活動を遂行していきたい。
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