研究課題/領域番号 |
21K18473
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山中 康裕 北海道大学, 地球環境科学研究院, 教授 (40242177)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 知の創造 / 研究者の説明責任 / Institutional Research / 論文崇拝主義 / 地球惑星科学 / 研究評価 |
研究開始時の研究の概要 |
社会の負託に応える研究から、人類の知的好奇心に応える研究まで、幅広い研究活動に対する社会への説明責任が研究者に直接的に求められている。研究者コミュニティーや資金配分機関は、「社会の負託」に対する説明責任をどのように果たしているだろうか? 本研究は、日本における研究コミュニティーの認識を深掘りし、日本地球惑星科学連合だけでなく、米国地球物理学連合や欧州地球科学連合でも調査し、国際比較を行っていくこと、および、資金配分機関等への聞き取りを通じて、社会の負託や研究者の活動をどのように捉えているか?を明らかにし、学会のセッション等を通じ、研究者コミュニティーの共通認識を醸成する。
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研究実績の概要 |
2021年12月に開催された米国地球物理学連合(AGU) Fall Meetingにおいて、研究協力者である島村と末廣、および、AGU副会長Hansonをコンビナーとしてユニオンセッション「知の創造の価値とは何か?研究評価の理想と現実」がオンライン実施され、研究代表者山中が日本地球惑星科学連合(JpGU)と米国地球物理学連合(AGU)に所属する研究者の研究に対する認識を比較した招待講演を行った。この点においては、おおむね順調に研究計画の進展があった。このことなどを通じて、資金配分機関等の研究者を取り巻く状況、例えば「研究者の研究費獲得」と「研究者の社会に対する説明責任」に関する理解が進んだ。 しかし、本研究の中核となる、世界中の研究者から「研究者の社会に対する説明責任」について、AGU Fall Meetingがオンライン実施されたため、本来実施したかった対面による聞き取り調査が出来なかった。研究協力者のもとで、研究課題「地球科学における研究評価の国際チューニング:地の文化と指標の創造」と本課題をあわせると4回のユニオンセッションをJpGUかAGUで実施し、その機会にアンケートや聞き取り調査を行ってきたが、それらを実施することが難しくなった。また、2020年5月に行われた欧州地球科学連合(EGU)、AGU、JpGU等の共同宣言に対する認識を明らかにしたこれまでのアンケート分析にもとづいて、研究者の認識を問うことにしていたが、共同宣言やアンケートからの1年以上経ち、コロナ禍のもとで、その過程を踏まえた聞き取り調査の速やかな実施が難しくなった。
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