研究課題/領域番号 |
21K18535
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 湘南工科大学 |
研究代表者 |
梅澤 克之 湘南工科大学, 情報学部, 教授 (20780282)
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研究分担者 |
中澤 真 会津大学短期大学部, 産業情報学科, 教授 (40288014)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ビジュアル型言語 / テキスト型言語 / 学習分析 / 生体情報 / プログラミング言語 / 学習過程 / 脳波 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,ビジュアル型言語からテキスト型言語への移行の方法論を確立することを目的とする.我々は脳波計を用いて学習者の学習状況を把握する方法の研究中であり、ビジュアル型言語に取り組んでいる際の脳波とテキスト型言語に取り組んでいるときの脳波に差異があることを確認した.両言語の利点を有し、両言語の差異を埋める教育コンテンツを検討・試作する.実証実験を通して、学習結果だけでなく学習中の学習状態を生体情報を用いて評価する。最終的にはテキスト型言語の学習での挫折者の減少や,学習の効率化,理解の深化などを達成できるようになり,プログラミング言語教育に大きく貢献することができると考える.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,ビジュアル型言語とテキスト型言語の学習の利点を有し,両者の差異を埋める教育コンテンツを検討・試作し,実証実験を通して,学習結果だけでなく学習中の学習状態を評価することである.まず,ビジュアル型言語とテキスト型言語の学習の利点・特徴を有する教育コンテンツを検討・試作し,実証実験を通してアンケート評価,理解度評価等を行った.また生体情報の計測・評価も行った.さらに提案手法を用いて高校生への実授業を行い,1年後に大学生になった際のテキスト型言語の理解度が高くなることを明らかにした.これらに関して,国内学会発表7件,国際学会発表8件(内1件は2024年度に実施予定)を実施した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ビジュアル型言語とテキスト型言語の間に存在するかもしれない学習過程の差異を明らかにして,この問題を改善する研究はいまだかつて行われておらず,その効果の評価もなされていなかった.両言語の学習過程での生体情報を明確に計測しようという研究もなされていなかった.ビジュアル型言語を習得した学生が,スムーズにテキスト型言語を習得できる状態になっているかを分析する研究もなされていなかった.我々は,ビジュアル型言語の特徴を持つ教育コンテンツを開発し,実験及び実授業に適用し,その効果を検証した.これらの研究により,テキスト型言語の学習での理解の深化や学習の効率化などを達成できたと考える.
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