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海洋プラスチックごみ削減に資する海岸漂着物の量と質の調査手法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21K18755
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分22:土木工学およびその関連分野
研究機関高知工科大学

研究代表者

佐藤 愼司  高知工科大学, システム工学群, 教授 (90170753)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード海岸・海洋ごみ / プラスチックごみ / 海岸ごみ回収 / 海岸ゴミ / マルチスペクトルカメラ / 漂着ごみの回収 / 海浜堆積物
研究開始時の研究の概要

海洋プラスチックごみは、沿岸波浪の作用により、海岸に集積することが多い。したがって、海岸漂着物の特性を詳細に把握すれば、周辺海域のごみの量と質を推定でき、海洋ごみ削減の具体的な目標設定ができる。本研究では、マルチスペクトルカメラを装備したUAVによる調査手法を確立し,海岸漂着ごみの量と質を効率的に調査する。数km程度の長さの海岸における漂着ごみの特性を1日程度で調査できる比較的安価で簡便な手法の確立を目指す。簡便で実用的な手法を構築できれば、草の根活動として全国的に普及している海岸清掃活動などにおいて容易に導入でき、全国的な規模での調査が進むことを期待している。

研究成果の概要

海洋漂流物は,波浪の作用により海岸に漂着・集積するため,海岸での賦存量を把握することは,汚染の深刻度を推定し回収対策を計画するうえで重要な基礎資料となる.プラスチックごみの検出手法に関する研究が行われてきたものの,調査のコストや解像度などに課題が多い.本研究では,マルチスペクトルカメラを搭載したUAVによる海岸漂着プラスチックごみの量・質の検出・分析を,海浜表面のスペクトル特性を利用し行う手法を確立した.また、プラスチックごみの集積域とその季節変動を分析し、集積域でのごみ回収を繰り返すことで、低労力に効果的に回収でき、プラスチックごみの削減に資することが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

海洋プラスチックごみについては,G20サミットなどにおいて国際合意がなされ,削減に向けた取組を進める必要がある.特に,粒径5mm以下のマイクロプラスチックは生態系への影響が懸念されている.海洋漂流物は,波浪の作用により海岸に漂着・集積するため,海岸での賦存量を把握することは,汚染の深刻度を推定し回収対策を計画するうえで重要な基礎資料となる.プラスチックごみの検出手法に関する研究が行われてきたものの,調査のコストや解像度などに課題が多い.本研究では,マルチスペクトルカメラを搭載したUAVによる海岸漂着プラスチックごみの量・質の検出・分析を,海浜表面のスペクトル特性を利用し行うことを目的とした.

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] UAV搭載マルチスペクトルカメラによる海岸プラスチックごみの分析2022

    • 著者名/発表者名
      佐藤愼司,江口友美
    • 雑誌名

      土木学会論文集B2(海岸工学)

      巻: 78 号: 2 ページ: I_1063-I_1068

    • DOI

      10.2208/kaigan.78.2_I_1063

    • ISSN
      1883-8944, 1884-2399
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] UAV搭載マルチスペクトルカメラによる海岸プラスチックごみの分析2022

    • 著者名/発表者名
      江口友美
    • 学会等名
      海岸工学講演会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-07-13   更新日: 2025-01-30  

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