研究課題/領域番号 |
21K18905
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分30:応用物理工学およびその関連分野
|
研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
松浦 基晴 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40456281)
|
研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | 全光論理回路 / フォトニックアクセラレータ / 半導体光増幅器 / 周波数チャープ |
研究開始時の研究の概要 |
次世代のコンピューティング技術として,電子回路技術が持つ強みである大容量の並列処理やメモリと,光が得意とする演算処理を融合した,新しい構成法に必要な光信号処理技術として,電子回路処理によって,光論理演算の制御が可能な,リコンフィギャラブル全光論理回路を提案し,実際に回路を構成し,その有効性を明らかにする.とりわけ,応募者らの独自技術に応用されている周波数チャープ現象を深く追求し,解明された特性を応用することで,動作速度100 Gbit/sを越える全光論理回路の実現を目指す.
|
研究成果の概要 |
次世代の光コンピューティング技術として,処理速度を抜本的に加速化させるフォトニックアクセラレータの取り組みが進んでおり,光領域で光デジタル信号の論理演算を可能とする全光論理回路が重要な役割を果たすことが期待されている. 本研究では,同一の回路で構成される全光論理回路において,入力される光信号パワーや光フィルタ特性 などのパラメータを低速の電気信号で制御することで,AND, OR, NOTなどの様々な論理演算を選択的に動作可能なリコンフィギャラブル全光論理回路を構築し,その実証実験によって,有効性を明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電子回路の処理速度や光信号処理技術の限界が見え始めている中で,より省電力で高速な処理が可能なコンピューティング技術の需要は急速に高まっている.このため,電子回路技術と光技術の利点を活かした技術の開拓を進めることは学術的にも意義のあることである.研究代表者が長年取り組んできた光信号処理技術をベースに,近年,急速に発展している光機能素子との組み合わせで,新しい技術の開拓を試みた.
|