研究課題/領域番号 |
21K18920
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分31:原子力工学、地球資源工学、エネルギー学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
郷右近 展之 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (20361793)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 高温蓄熱 / 相変化材料 / 潜熱蓄熱 / 化学蓄熱 / 太陽熱発電 / 蓄熱発電 / 顕熱蓄熱 |
研究開始時の研究の概要 |
2050年のCO2削減目標に向け太陽電池(PV)や風力発電等の再生可能エネルギーの導入拡 大が国内外で急速に進んでいる。本研究では、太陽日射の豊富な海外の高温太陽熱や国内のPV・風力などの再エネを低コストでエネルギー貯蔵することで再エネを安定化・利用する技術調査・開発を目標とする。再エネの安定化・利用に必要なエネルギー貯蔵技術として顕熱/潜熱/化学蓄熱等の高温蓄熱技術を開拓し、電力系統安定化・再エネ導入拡大に貢献する。
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研究成果の概要 |
太陽日射が豊富に得られるサンベルト地域では、大型太陽集光システムにより得られる高温太陽熱を熱源とする集光型太陽熱発電が実用化し、世界各国への導入が進んでいる。近年建設される多くのCSPプラントには日没後も発電が可能となるように蓄熱システムが組み込まれており、現在に至るまで様々な蓄熱技術が研究され、一部実用化している。また、太陽電池の低価格化に伴う大規模導入が国内外において急速に進み、低コストで大規模な蓄エネルギー技術が求められている。本研究では、再生可能エネルギーと親和性の高い高温蓄熱技術について各国の研究動向調査と独自技術開発に必要な諸条件の調査研究・試験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生可能エネルギーの導入拡大は低炭素社会の創出に加え、エネルギー関連の新しい産業創出・雇用拡大の観点からも重要であり、その普及が強力に推進されている。国内における変動性再生可能エネルギーは太陽電池と風力発電がほとんどであり、安定した再エネ電力供給には大容量化が容易な蓄エネルギーが必須となる。本研究の成果は低コストで大型化が可能な高温蓄熱技術について要素技術の調査試験を行ったのものである。
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