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遷移金属アトムシートの合成と二次元構造に基づく機能創成

研究課題

研究課題/領域番号 21K19028
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分36:無機材料化学、エネルギー関連化学およびその関連分野
研究機関熊本大学

研究代表者

伊田 進太郎  熊本大学, 産業ナノマテリアル研究所, 教授 (70404324)

研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
キーワードナノシート / 遷移金属 / ニッケル / 金属ナノシート / 化学反応性 / 水素貯蔵 / アトムシート / 水素生成
研究開始時の研究の概要

二次元物質に関する研究はグラフェンの登場以来、様々な材料系で実施されてきたが、金属原子が二次元に配列した原子1個の厚みを持つ“金属アトムシート”の合成は非常に難しく未だに達成できていない。本研究では、このような金属原子1層からなるアトムシートを創製し、その特徴的な化学反応性を明らかにすることを目的として、ニッケルアトムシートの合成とその機能性に関する研究を実施する。

研究成果の概要

二次元物質に関する研究はグラフェンの登場以来、様々な材料系で実施されてきたが、金属原子が二次元に配列した原子1個の厚みを持つ金属アトムシートの合成は難しい課題であった。金属原子1層からなるアトムシートは、点である原子の反応性を面として取り出すことが可能になるともに、アトムシートに特徴的な化学反応性も大いに期待される。本研究では初めてNiアトムナノシートの合成に成功しその特殊な反応性を明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

二次元物質はバルク物質とは異なる物性を示すため科学分野でそのような特性に注目した研究が進められてきた。しかしながら、依然として材料合成が殆ど進展していない二次元物質として、金属原子1個が二次方向に規則的に配列した金属アトムシートがあった。本研究成果はこのような二次元材料群であった金属アトムシートの合成と応用の先駆けを研究しその構造や物性の一部を初めて明らかにした学術的意義の高い研究と考える。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] 二次元材料を用いた揮発性有機化合物 分解触媒の開発2022

    • 著者名/発表者名
      粟 屋 恵 介、伊 田 進太郎
    • 雑誌名

      化学工業

      巻: Vol.73, No.11 ページ: 1-8

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] ナノシート合成の進展と電子機能2023

    • 著者名/発表者名
      伊田進太郎
    • 学会等名
      日本化学会 第103春季年会(2023)
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 原子層ニッケルナノシートの作製2023

    • 著者名/発表者名
      前田昂之,鯉沼陸央,伊田進太郎
    • 学会等名
      第60回セラミックス基礎科学討論会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 水熱合成法を経由したコアシェルナノシートの合成2022

    • 著者名/発表者名
      前田昂之、畠山一翔、伊田進太郎
    • 学会等名
      ナノ構造触媒研究会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 酸窒化物および酸化物ナノシート積層膜の合成とその光機能2022

    • 著者名/発表者名
      伊田進太郎
    • 学会等名
      公益社団法人日本セラミックス協会 第35回秋季シンポジウム
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2021-07-13   更新日: 2024-12-25  

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