研究課題/領域番号 |
21K19048
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分37:生体分子化学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 (2022-2023) 大阪大学 (2021) |
研究代表者 |
堀 雄一郎 九州大学, 理学研究院, 教授 (00444563)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | Semisyntheticプローブ / ミスフォールディング / ラベル化 / スイッチ機能 / UGGT / 小胞体ストレス / フォールディングセンサー / ミスフォールディング蛋白質 / 蛍光イメージング / ERストレス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、蛍光スイッチ機能を持つ合成蛍光色素とミスフォールディング蛋白質の分子認識機能を持つ蛋白質を連結した“Semisynthetic”プローブを開発する。色素と蛋白質を細胞内で連結するために、独自のPYPタグ蛋白質ラベル化技術を応用する。このプローブを用いて、小胞体ストレス下のミスフォールディング蛋白質を生細胞で検出する。更に、この技術を応用して糖尿病発症過程の解明に役立てることを目指す。
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研究成果の概要 |
小胞体にストレスがかかると正常に構造形成できないミスフォールディング蛋白質が蓄積してくる。この異常蛋白質が正常に再フォールディングまたは除去されないと、糖尿病や神経変性疾患、または癌などの様々な疾病を引き起こす。そこで、本研究では、タンパク質のミスフォールディングを検出することを目的として、合成蛍光色素とタンパク質からなるSemisyntheticプローブの基盤技術を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小胞体ストレスが引き起こすタンパク質のミスフォールディングは、様々な疾患の原因となることから、タンパク質のミスフォールディングを生きた細胞で可視化することは、疾病の発症機構の解明と治療に有用な情報を提供する。また、合成色素とタンパク質からなるSemisyntheticプローブは、それぞれの分子単独では検出不可能な生命現象を調べることが可能であることから、そのプローブ構築に関する知見は、ケミカルバイオロジーの発展に大きく貢献する。
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