研究課題/領域番号 |
21K19230
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
澤崎 達也 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (50314969)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 近位依存性ビオチン標識法 / ウイルス / 感染症 / AirID / ビオチン / 新型コロナウイルス / レンチウイルス / 近位依存性ビオチン化酵素 / 抗体 / SARS-CoV-2 |
研究開始時の研究の概要 |
本申請課題はレンチウイルスをモデルに、ウイルス認識抗体FabにAirIDが融合した抗ウイルス-AirIDの構築し、抗体-AirIDを付与されたウイルスの作製を行う。構築した抗体-AirIDがウイルス表面タンパク質をビオチン標識できるかどうか検証を行う。さらに、抗体-AirIDが付加されたウイルスの細胞への感染能を確認した後、抗体-AirID付与ウイルス感染細胞において、質量分析によりビオチン化されるヒト宿主タンパク質の同定を行う。
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研究成果の概要 |
本研究課題はレンチウイルスをモデルに、1)ウイルス認識抗体FabにAirIDが融合した抗ウイルス-AirIDの構築、2)抗体-AirIDを付与されたウイルスの作製、 3)ウイルス表面タンパク質のビオチン化の検証、4)細胞への感染能の確認、5)抗体-AirID付与ウイルス感染細胞におけるビオチン化宿主タンパク質の同定、からなる5項目により技術開発を行うことにより、近位依存性ビオチン標識法をウイルス感染エントリ経路の解明に向けて応用した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウイルスの構造タンパク質を特異的に認識する抗体に近位依存性ビオチン化酵素を融合することにより、ウイルス粒子を近位依存性ビオチン化酵素でラベルし、ウイルスが細胞へ侵入するために関与する宿主タンパク質をビオチン化という形で検出・同定する技術の開発は、世界初の試みであるため挑戦的で社会的意義は大きい。
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