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加齢で誘導される概日振動のエピジェネティク制御とその適応的意義の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K19277
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関順天堂大学

研究代表者

松本 顕  順天堂大学, 医学部, 教授 (40229539)

研究分担者 伊藤 太一  九州大学, 基幹教育院, 准教授 (20769765)
松本 綾子  順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 特任助教 (20833825)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
キーワードショウジョウバエ / 時計遺伝子 / 老化 / エピジェネティクス / 発現制御 / 概日リズム / 遺伝子発現 / エピジェネシス
研究開始時の研究の概要

本研究では、ショウジョウバエにおいて、加齢が進行してから高発現し明瞭な概日振動を示し始めるlate-life cycler遺伝子群の発現が、エピジェネティクなゲノム修飾で誘導されると仮定して、それに関わるゲノム配列と結合因子を同定を目指す。さらに、この因子のtransgenic系統を用いて老化の進行、寿命、繁殖への影響を調べ、生活史後半での概日リズムの適応的意義を探求する。本研究は、これまで未解明だった老化と概日リズムの関係性の解明を目指す研究である。

研究成果の概要

本研究では、ショウジョウバエ脳内で加齢すると明瞭に概日振動を示し始めるlate-life cyclerの発現機序の解明を試みた。まず、若齢群と老齢群のゲノム修飾変化をATAC-seqで解析した。また、若齢と老齢の遺伝子発現プロファイルのクラスタリング、上流解析、KEGG解析を行った。これらを総合し、加齢によりゲノム修飾が変化し、老齢になると高発現が誘導される、あるGATA因子をlate-life cyclerのマスター遺伝子候補として同定した。また、これに関連した2つの転写因子を同定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、ショウジョウバエ脳内で生じているゲノム修飾の昼夜変動を、若齢群と老齢群で比較した世界初の事例と思われる。加齢に伴うゲノム修飾の変化には注目が集まっているが、脳にターゲットを絞った点や昼夜変動のデータを取得している点において学術的な新規性がある。また、本研究の社会的意義としては、酸化ストレスや栄養条件がゲノム修飾などを介して新たな遺伝子発現様式を誘導する可能性を示した点でアンチエイジング創薬へのヒントの一助となり得る。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 昆虫におけるオスとメスの時間生物学2022

    • 著者名/発表者名
      松本顕
    • 学会等名
      第29回日本時間生物学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2021-07-13   更新日: 2025-01-30  

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