研究課題/領域番号 |
21K19361
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分48:生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
中邨 智之 関西医科大学, 医学部, 教授 (20362527)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 細胞外マトリックス / 弾性線維 / 再生 |
研究開始時の研究の概要 |
オリジナルの弾性線維形成評価系とsiRNAライブラリーによるスクリーニングを用いて、発現抑制が弾性線維形成に影響する遺伝子を網羅的に検索・同定し、その遺伝子産物(タンパク質)の機能を明らかにする。特に発現抑制が弾性線維形成を促進するタンパク質は弾性線維再生のための標的分子となることが期待できる。
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研究成果の概要 |
弾性線維は、皮膚・動脈・肺など伸び縮みする組織に多くあって、その伸縮性を担う細胞外マトリックスである。加齢に伴う弾性線維の劣化が皮膚のたるみ・動脈の硬化・肺気腫などの原因となるが、弾性線維を再生する方法は知られていない。本研究では、ヒト皮膚線維芽細胞を用いた弾性線維アッセイ系とsiRNAライブラリーを用いて、弾性線維再生薬の標的分子候補を探索し、数十個の標的分子候補を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
老化に伴って私達の体は伸縮性を失ってゆく。皮膚はたるみ、動脈は硬くなり、肺が縮みにくくなって呼吸機能が低下する。これらは、伸縮性を担う弾性線維が劣化・断裂していくことに起因する。弾性線維のターンオーバーは極めて遅く、成長期を過ぎると弾性線維は再生されないとされる。本研究では、これまでにない弾性線維再生薬の標的となりうる候補分子を複数見いだした。
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