研究課題/領域番号 |
21K19425
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分51:ブレインサイエンスおよびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
田中 光一 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (80171750)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | アストロサイト / 分化転換 / 神経変性疾患 / 神経細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
神経変性疾患を治療するためには、神経細胞を補充するのみならず、補充された神経細胞が既存の神経回路と機能的な結合をする必要がある。従来、iPS細胞から分化させた神経細胞の移植が行われてきたが、神経回路の再構築は困難である。最近アストロサイトのPtbp1遺伝子をノックダウンすると、アストロサイトが神経細胞に分化転換し、既存の神経回路に組み込まれることが示された。しかし、分化転換の効率は十分ではない。本研究では、脳の全ての部位におけるアストロサイトの分化転換能を解析できるin vivoの系を開発する。その系を用いて、アストロサイトから神経細胞への分化転換を阻害する遺伝子群を同定する。
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研究成果の概要 |
神経変性疾患を治療するためには、失われた神経細胞を補充するのみならず、補充された神経細胞が既存の神経回路と機能的な結合をする必要がある。最近アストロサイトのPtbp1遺伝子をノックダウンすると、アストロサイトがその部位の神経細胞と同じ特徴を持った細胞に分化転換し、既存の神経回路に組み込まれることが示されたが、分化転換の効率は十分ではない。本研究では、脳の全ての部位のアストロサイトからPtbp1遺伝子を欠損させ、各部位におけるアストロサイトの分化転換能を解析できるin vivoの系を開発した。しかし、Ptbp1遺伝子の欠損ではアストロサイトから神経細胞への分化転換は怒らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経変性疾患を治療するためには、失われた神経細胞を補充するのみならず、補充された神経細胞が既存の神経回路と機能的な結合をする必要がある。最近アストロサイトのPtbp1遺伝子をノックダウンすると、アストロサイトがその部位の神経細胞と同じ特徴を持った細胞に分化転換し、既存の神経回路に組み込まれることが示されたが、分化転換の効率は十分ではない。本研究では、アストロサイトから神経細胞への分化転換を阻害する遺伝子を同定し、その効率化を目指した。しかし、Ptbp1遺伝子の欠損ではアストロサイトから神経細胞への分化転換が起こらないことが明らかになった
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