研究課題/領域番号 |
21K19465
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分52:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
岩田 淳 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (40401038)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | liquid biopsy / exosome / エクソソーム / 神経細胞 / 神経由来 |
研究開始時の研究の概要 |
1) 中枢神経細胞特異的に蛍光標識tetraspaninを発現するマウスを作製する 2) 中枢神経細胞由来のexosome特異的なマーカーを確立する 3) 2)によって得られた中枢神経細胞特異的exosomeマーカーを利用して末梢血より神経細胞由来のexosomeを精製する方法を確立する
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研究成果の概要 |
Liquid Biopsyは疾患診断の為に極めて有用な方法だが、中枢神経疾患では脳脊髄液の採取が必須となり,末梢血でのliquid biopsyは困難である。本研究では,末梢血での信頼性の高い中枢神経細胞 由来exosomeマーカーを確立することを目的とした。1) 中枢神経細胞特異的に蛍光標識tetraspaninを発現するマウスを作製した。2) 中枢神経細胞由来のexosome特異的なマーカーを確立した。3) 2)によって得られた中枢神経細胞特異的exosomeマーカーを利用して末梢血より神経細 胞由来のexosomeを精製する方法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中枢神経疾患は生前において病理学的な確定診断を得ることがほぼ不可 能であり,末梢血liquid biopsyによるバイオマーカー診断が重要な役割を果たすポテンシ ャルを有する.Exosomeは異なる細胞間の情報伝達に重要で,由来する細胞の情報を保有す ることから,癌においては発症や転移のマーカーとして注目されている.神経においても Exosomeが病態において重要であるとする報告はあるものの,現在提唱されている中枢神経 由来のexosomeマーカーの信頼性は著しく低い.本研究では,信頼性の高い中枢神経細胞 由来exosomeマーカーを確立できた。
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