研究課題/領域番号 |
21K19529
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
米満 吉和 九州大学, 薬学研究院, 教授 (40315065)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | NK細胞 / 抗体医薬 / 固形腫瘍 / CAR-T / がん免疫 / 他家細胞 / CAR / 架橋 / 非遺伝子改変 / 抗体細胞複合体 |
研究開始時の研究の概要 |
難治性悪性腫瘍に対し、期待されながらも製剤化の困難に直面する他家CAR-Tの限界を突破するため、独自特許技術であるNK細胞製剤GAIA-102の機能を更に高度化するための、遺伝子導入技術を用いず既存抗体医薬品の全てに適応可能な「抗体・細胞複合体」高度化技術を開発する。高度な結合能を持ち、低抗原性のものを絞り込んだ上で、動物にて確認する。現在世界中が困難に直面しているCAR-Tの製剤化の問題点を一気に解決可能であるポテンシャルを有する。
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研究成果の概要 |
GAIA-102上の標的分子としてNKp46, 2B4, NKp30を選択し、それら標的分子に特異的に結合するモノボディの選択を実施した。全クローンともGAIA-102へ結合することを確認した。同時に、GAIA-102結合Monobodyの機能的評価を進めるため、既知の抗体配列を元にscFvを作成し、MonobodyとのFusion proteinのデザインを行った。本研究成果は狙い通り「抗体・細胞複合体」高度化技術の開発に資するデータであり、今後は臨床開発に向けた規格化や製造に向けた実用化開発ステップへと進む。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性悪性腫瘍に対し、期待されながらも製剤化の困難に直面する他家CAR-T(キメラ遺伝子導入T細胞治療)の限界を突破するために、独自特許技術であるNK細胞製剤GAIA-102 (AMEDの支援にて開発中)の機能を更に高度化するための遺伝子導入技術を用いず既存抗体医薬品の全てに適応可能な「抗体・細胞複合体」高度化技術を開発することで、未だ治療成果が十分では無い広範な悪性腫瘍に有効な治療法を提供する。
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