研究課題/領域番号 |
21K19601
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分57:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
吉田 竜介 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (60380705)
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研究分担者 |
古株 彰一郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (30448899)
高尾 知佳 岡山大学, 医歯薬学域, 講師 (40612429)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 甘味 / 糖受容 / 遺伝子改変マウス / 光感受性Cre / 時空間的遺伝子発現調節 / 頭相インスリン分泌 / 糖 / 頭相インスリン反応 / グルコース代謝 / 甘味受容体 / グルコーストランスポーター / 光感受性Creリコンビナーゼ / 糖輸送体 / 体性感覚 / 味覚 / インスリン / 血糖値 / 光活性化Cre / 糖センサー / 光遺伝学 / エネルギー恒常性 / 味覚反射 |
研究開始時の研究の概要 |
青色光照射により糖センサー(T1R3またはSUR1)を欠損するマウス(光KOマウス)を作成し、舌への青色光照射後に、各種組織を採取し組織学的解析を行う。次に、光KOマウスの味覚応答を検討する。このマウスの味覚感受性を調べるため、味覚神経応答および味覚行動応答について解析を行う。さらに、光KOマウスのグルコース代謝を検討する。マウスにグルコースを経口投与、または胃内投与し血糖値などの変化を計測する。
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研究成果の概要 |
本研究では、口腔感覚(味覚)、特に糖摂取により生じる非常に早い段階でのインスリン分泌(頭相インスリン分泌)について調べた。頭相インスリン分泌を生じさせるためには甘味受容体Tas1r2/Tas1r3を介す糖受容経路ではなく、グルコーストランスポーターを介する糖受容機構を活性化する必要があることが示された。また、光による遺伝子改変という新技術を用い、舌上の味細胞に光刺激による遺伝子発現誘導に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、口腔内のグルコーストランスポーターが口腔内での糖の受容に寄与することを示すとともに、そのシグナルが膵臓からのインスリン分泌を促す可能性について明らかとした。また光誘導性Creを用いることで、時空間的に味細胞の遺伝子発現をコントロールできる可能性を示した。
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