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人間工学的アプローチによる看護師の情報取得向上を目指した医薬品情報のデザイン展開

研究課題

研究課題/領域番号 21K19649
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

橋口 暢子  九州大学, 医学研究院, 教授 (80264167)

研究分担者 片山 徹也  長崎県立大学, 情報システム学部, 教授 (00612805)
庄山 茂子  福岡女子大学, 国際文理学部, 教授 (40259700)
能登 裕子  九州大学, 医学研究院, 講師 (40615910)
松尾 和枝  九州大学, 医学研究院, 講師 (90389502)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
キーワード医薬品情報 / 看護師
研究開始時の研究の概要

薬剤関連エラーを防ぐために、看護師には、膨大にある医薬品の情報から必要な時に適切な情報を効率的に収集することが求められる。そこで、本研究では、看護師の医薬品情報取得向上支援のための基礎的資料を収集することを目的とし、人間工学的研究手法により、1.ヒトへのアプローチとして、看護師の医薬品情報取得上の視線の計測を行い、効率的でかつ正確な情報取得における視線の特徴を解明する。2.モノへのアプローチとして、1で得た視線の特徴に関する知見を踏まえ、看護師にとって効率的、正確に医薬品情報が取得できる情報源のデザイン展開を目指す。

研究実績の概要

薬剤関連エラーを防ぐために、看護師には膨大にある医薬品の情報から、必要な時に適切な情報を効率的に取集することが求められる。そこで、本研究では、医薬品情報取得向上を目指し、看護師に即した医薬品情報デザイン展開を目的としている。
2022年度は、医薬品情報取得時の看護師の視線計測とその特徴を明かにすることを目的に、被験者実験を計画し、その一部となる看護学生(看護師群の対照)を対象とした実験を行った。実験の概要は以下の通りである。
対象:看護学生7名(臨地実習終了した者)、視線計測:各項目における注視時間、注視回数、注視の順番、インタビュー:(取得した視線計測の様子を見ながら、半構造的面接を実施、①取得した情報する際の印象、取得した情報、取得時の考えなどを聴取した
2023年度は、看護師を対象に、同様の被験者実験を実施した。その成果については、学会発表を行い、現在論文の執筆中である。また、2024年は、看護師を対象に、与薬の指示が出たのちに行う妥当性チェックを医薬品添付文書を用い行う際の視線の特徴を明らかにするため被験者実験の計画を立案し、倫理審査の承認を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究開始当初コロナ感染の拡大により被験者実験の実施が困難であったことが、現在まで影響している。被験者実験の実施が可能となったころより少しずつ遅れを取り戻してはいるが、まだ十分に取り戻せていない。

今後の研究の推進方策

2023年実施した看護師を対象として行った視線計測およびインタビュー調査の結果から、情報取得における課題をおよび特徴を明かにし、成果発表を行う。
また、2024年は、看護師を対象に、与薬の指示が出たのちに行う妥当性チェックを医薬品添付文書を用い行う際の視線の特徴を明らかにする。さらに、デザイン展開を進めるために、様々な医薬品添付文書を入手し、情報量、文字のフォント、大きさ、行間など、規定の範囲ではあるが、見やすさに差違があるものを抽出し、模擬添付文書を作成し、医薬品情報の取得する際の、視線計測、印象評価、実際に取得した情報の正当率などを評価するための被験者実験実施する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 抗悪性腫瘍剤使用部署看護師における医薬品添付文書の 情報活用とその影響要因2021

    • 著者名/発表者名
      立石 礼望、東 八千、黒川 雄平、松尾 和枝、能登 裕子、松本 美晴、橋口 暢子
    • 雑誌名

      日本臨床看護マネジメント学会誌

      巻: 3 号: 0 ページ: 63

    • DOI

      10.34403/jsnam.3.0_63

    • NAID

      130008136811

    • ISSN
      2435-2691
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 医薬品情報取得時の看護学生と看護師の視線と情報媒体に対する印象2023

    • 著者名/発表者名
      立石 礼望、松尾 和枝、橋口 暢子
    • 学会等名
      第47回人間生活環境系学会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 看護学生が医薬品添付文書から情報取得する時の困難2023

    • 著者名/発表者名
      立石 礼望、松尾 和枝、橋口 暢子
    • 学会等名
      第43回日本看護科学学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2021-07-13   更新日: 2024-12-25  

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