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COVID-19等、発熱性感染症流行の予兆検知・警戒システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K19665
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関山陽小野田市立山口東京理科大学

研究代表者

緒方 浩二  山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 教授 (40265715)

研究分担者 百渓 江  山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 教授 (00824848)
坂井 久美子  山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 講師 (70824803)
福島 聡  山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 助教 (50847126)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
キーワード新型コロナウイルス / 感染症 / 新規感染者予測 / 拡大予知 / サーモグラフィーカメラ / シミュレーション / 発熱性感染症 / 予兆検知 / 警戒システム / 体温分布
研究開始時の研究の概要

本研究は、インフルエンザや新型コロナウイルス等の発熱を伴う感染症の流行の予兆検知と警戒を知らせるシステムの開発を行う。具体的には、“感染症の流行“という漠然としたものに対して体温を指標とした関数により定量化を行い、その定量化された値から流行の状態を把握し、感染拡大を予知するものである。この研究で用いる集団の人の体温測定は安易なものであるが、その容易な操作から感染症の拡大を防ぐことが出来れば非常に有用であると考えられる。この集団の体温の変化と計算機シミュレーションを組み合わせることにより、感染予知・警戒システムの開発を行い、感染症の拡大を制御することに貢献することを計画している。

研究成果の概要

本研究では、実際の体温データを取得する為、サーモグラフィーカメラを山陽小野田市内の4つの小中高校に設置した。得られた体温の分布と新型コロナウイルス感染者数の分布の比較を行った結果、二つの分布は同じ傾向であることが確認された。更に、パーコレーションモデルと粒子モデルを用いて、都道府県等の新型コロナウイルス新規感染者数を再現できるようなモデルの構築を行った。シミュレーションで得られた結果は、実際の感染者数の分布と類似しており、本研究で構築したモデルは感染症等の感染者数を予測可能であることが示された。今後、実際の測定とシミュレーションを連動させることにより感染症拡大を予兆することが期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

新型コロナウイルスなどの発熱を伴う感染症の拡大は社会的に大きな問題である。この感染症の拡大防ぐためにはその感染症が今後どのように蔓延するのか等を把握したうえで、感染者の隔離などの政策を行う必要がある。我々が構築したモデルは、発熱を伴う感染症に対する新規感染者数の予測を行うことが可能である。また、そのモデルにより都市間の感染の伝播等を予測することができる。更に、実際に測定している体温の分布とシミュレーションを組み合わせることにより、感染拡大の兆候の有無を予測することができる。従って、本研究成果は感染症の感染拡大を防ぐための判断材料となりうることが期待される。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] パーコレーションモデルを用いた感染症の感染規模拡大予測2023

    • 著者名/発表者名
      中村玲司、福島聡、緒方浩二
    • 学会等名
      日本薬学会第143年会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 発熱性感染症流行の予兆検知・警戒システムの開発に向けた新型コロナウイルス感染者数の予測法2023

    • 著者名/発表者名
      緒方 浩二、中村 玲司、福島 聡、坂井 久美子、百渓 江
    • 学会等名
      日本薬学会第143年会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 発熱性感染症流行の予兆検知・警戒システムの開発とその取り組みに関して2022

    • 著者名/発表者名
      緒方 浩二、福島 聡、坂井 久美子、百渓 江
    • 学会等名
      日本薬学会第142年会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-07-13   更新日: 2024-01-30  

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