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薬局におけるICTを用いた多職種連携によるプレコンセプションケアのモデル構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K19674
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関東京慈恵会医科大学 (2022-2023)
東邦大学 (2021)

研究代表者

松永 佳子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70341245)

研究分担者 日紫喜 光良  東邦大学, 理学部, 准教授 (30324271)
野呂瀬 崇彦  帝京大学, 薬学部, 教授 (30433452)
浅川 友祈子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80905547)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードプレコンセプションケア / 養護教諭 / 薬剤師 / 啓発 / 相談事業 / 連携 / 研修会 / 薬局 / 多職種連携 / ICT / モデル構築
研究開始時の研究の概要

薬局において情報通信技術(Information and Communication Technolog y:ICT)を用いた多職種連携によるプレコンセプションケア(Preconception care:PCC)のモデルを構築することを目的に、2021年度は、Web調査により生殖年齢ある男女のニーズ分析を行い、PCCモデル案の検討を行う。2022年度は、多職種への研修会の実施、啓発教材の作成、PCCモデ ル施行のリクルート、2023年度は、ICTを活用したPCCモデル案の実施及び評価を行う。

研究実績の概要

2023年度は、2022年度に実施した薬剤師、養護教諭を対象とした研修会の評価をプレコンセプションケアに対する認識、行動の変化という視点でフォーカスグループインタビューにて行なった。その結果、薬剤師、養護教諭ともに研修によりプレコンセプションケアに関する意識が高くなったが、実際にプレコンセプションケアの啓発の難しさを認識していた。薬剤師は同僚である薬剤師へ、養護教諭は生徒よりもまずは教員、保護者にプレコンセプションケアの必要性を理解してもらう働きかけを行っていた。薬剤師も養護教諭も職能としてプレコンセプションケアの知識の向上のために養成課程において教育をしていくこと、男性への啓発の必要を認識していた。また、産婦人科や助産師と顔の見える関係を作ることで連携がスムーズになるが、その連携先を見つけることは困難であった。リーフレットはプレコンセプションケアを必要する者へ働きかける媒体として有用であることが明らかとなった。
プレコンセプションケアの啓発のために2022年度に作成したリーフレット、カードを研修会に参加した薬剤師が勤務する薬局、養護教諭の勤務する中学校に配置、配布をしてもらった。2023年度はリーフレットやカードを手にしたものがさらに必要な情報を閲覧できるホームページから専門家に相談したい場合は、メールあるいはオンラインで相談できるというモデルを実装するする予定であったが、相談についてはホームページのアクセス数が少なかったことから対象者がいなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2023年度は、最終年度であり、リーフレットやカードを手にしたものがさらに必要な情報を閲覧できるホームページから専門家に相談したい場合は、メールあるいはオンラインで相談できるというモデルを実装するする予定であったが、相談についてはホームページのアクセス数が少なかったことから対象者がいなかった。その結果、モデルの評価には至っていない。延長申請を行い、協力施設を増やして2024年度に評価する予定である。

今後の研究の推進方策

2024年度は、リーフレットやカードを手にしたものがさらに必要な情報を閲覧できるホームページから専門家に相談したい場合は、メールあるいはオンラインで相談できるというモデルを評価するために、協力施設を増やすこと、インターネット調査会社を通して、モニターにHPを閲覧してもらうなどの工夫をして、Webアンケートによりホームページの評価を行う。また、相談に対する満足度についてもインタビュー調査を行い、ホームページと相談が一体化しているモデルの評価を行う。プレコンセプションケアの啓発という特徴から緊急を要する相談を想定せず月に1回程度のオンライン相談を予定している。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2023 2022 その他

すべて 学会発表 (7件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 薬剤師、養護教諭、助産師が参加するプレコンセプションケア提供のためのワークショップの実践2023

    • 著者名/発表者名
      野呂瀬 崇彦
    • 学会等名
      第64回日本母性衛生学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] プレコンセプションケアを提供するための薬剤師、養護教諭に向けたeラーニング2023

    • 著者名/発表者名
      松永 佳子
    • 学会等名
      第64回日本母性衛生学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本での「性意識」の使われ方に関する文献レビュ2023

    • 著者名/発表者名
      松永 佳子
    • 学会等名
      第6回日本助産診断実践学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 生殖可能年齢男女のプレコンセプションケアに対するニーズ2022

    • 著者名/発表者名
      松永佳子
    • 学会等名
      第63回日本母性衛生学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 薬局での多職種連携PCCモデル構築を志向した 一般市民・薬剤師対象意識調査2022

    • 著者名/発表者名
      野呂瀬崇彦
    • 学会等名
      第15回 日本保健医療福祉連携教育学会学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 薬剤師を対象としたプレコンセプションケアに関する意識調査2022

    • 著者名/発表者名
      野呂瀬崇彦
    • 学会等名
      第55回日本薬剤師会学術大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 薬局におけるICTを活用した多職種連携プレコンセプションケアの可能性(交流集会)2022

    • 著者名/発表者名
      松永佳子
    • 学会等名
      第63回日本母性衛生学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [備考] PCCとは

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-07-13   更新日: 2024-12-25  

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