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複数のICTを用いた遠隔医療コミュニケーション・トレーニングプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K19686
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関筑波大学 (2023)
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター (2021-2022)

研究代表者

中島 俊  筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 准教授 (10617971)

研究分担者 藤森 麻衣子  国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 室長 (40450572)
竹林 由武  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (00747537)
青木 俊太郎  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (60786416)
大井 瞳  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 特命室長 (00885204)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワードICT / 医療コミュニケーション / 研修 / 動機づけ面接 / 医学教育 / 共同意思決定 / 遠隔支援 / 行動科学 / shared decision making
研究開始時の研究の概要

COVID-19感染拡大下において,医療コミュニケーション教育における感染拡大防止のための対策は責務である。本研究では,COVID-19感染拡大下においても医療コミュニケーション技術の習得が可能となるようテレビ会議システムと映像配信技術をはじめとする複数のInformation and Communication Technology(ICT)を組み合わせ,遠隔用に最適化したウェビナー・プログラムの開発及びその有効性を検証する。

研究実績の概要

本研究は,コロナ禍において医療コミュニケーションに関するトレーニングを多くの方に届けるために、Information and Communication Technology(ICT)
を活用し、遠隔でのトレーニング法の開発を行うことを目的としたものである。
この目的の達成のため,研究1では、既存の対面での医療コミュニケーション・トレーニングプログラムを遠隔提供用に最適化したプログラムとしてブラシュアップを行い、オンデマンド配信システムを用いた介入プログラムの作成を行った。介入プログラムは医療コミュニケーションの専門家、遠隔心理支援の専門家、医療コミュニケーショントレーニングの専門家らが意見交換を行い、作成した。オンデマンド配信システムを活用した医療コミュニケーション研修は受講者が居住地や受講時間帯が制限されずに受講できるというユーザーフレンドリーさを持つ一方、講師との双方向性のコミュニケーションは難しい。この問題の解決
のために、受講者と講師の双方向性のチャットコミュニケーションが可能となる電子掲示板システムによる講師による受講者の学習支援システムの構築も行った。電子掲示板システムを用いたチャットベースでの関わりはマンパワーの問題から提供に限度があるが、オンデマンド配信システムを組み合わせることで双方の欠点を補完することが可能となった。
作成したオンデマンド配信システムと電子掲示板システムの2つのICTを組み合わせたウェビナープログラムの有効性を検証するために、2年間のウェブナープログラムの受講者を対象に観察研究を実施した。本年度は取得したデータの整備を行うと同時に、研究代表者の所属機関の異動に伴うデータ移管の手続きを実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者の所属機関の異動に伴い、研究データの移管手続きに時間を要したたため、当初の予定よりやや遅れている。

今後の研究の推進方策

主要解析に受けたデータ整理および統計解析を実施する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて 2024 2023 2022 2021 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件) 図書 (9件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] テクノロジーとコミュニケーション2024

    • 著者名/発表者名
      中村菜々子, 大井瞳, 中島俊, 中山一輝, 村中誠司, 市倉加奈子, 巖淵守, 高橋英之
    • 雑誌名

      認知療法研究

      巻: 17(1) ページ: 10-20

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] デジタル化時代の医療者に求められるコミュニケーション2022

    • 著者名/発表者名
      デジタル化時代の医療者に求められるコミュニケーション
    • 雑誌名

      Progress in Medicine

      巻: 42 ページ: 1093-1096

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 心理療法におけるインフォームド・コンセント(Informed Consent: IC)の役割と最近の動向:ナラティブレビュー2022

    • 著者名/発表者名
      宮崎友里, 重松潤, 大井瞳, 笹森千佳歩,山田美紗子, 高階光梨, 国里愛彦, 井上 真里, 竹林由武, 宋龍平, 中島俊, 堀越 勝, 久我 弘典
    • 雑誌名

      認知行動療法研究

      巻: 48 ページ: 247-259

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 認知行動療法研究に共創を取り入れ、インクルーシブなメンタルヘルス支援を目指す2022

    • 著者名/発表者名
      中島俊
    • 学会等名
      第22回日本認知療法・認知行動療法学会大会企画シンポジウム (ハイブリッド)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 安心・安全な心理療法に向けたわたしたちの倫理観アップデート2022

    • 著者名/発表者名
      大井瞳・中島俊
    • 学会等名
      第47回日本認知・行動療法学会自主企画シンポジウム
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 不眠症の認知行動療法習得のためのオンデマンド研修プログラムの作成と不眠症の認知行動療法の社会実装上の障壁に関する検討:観察研究2022

    • 著者名/発表者名
      井上真里・中島俊・大井瞳・宮崎友里・高階光梨・伊藤正哉・久我弘典
    • 学会等名
      第47回日本認知・行動療法学会ポスター発表 (ハイブリッド)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 心理療法におけるインフォームド・コンセント (Informed Consent: IC) の役割と最近の動向2021

    • 著者名/発表者名
      宮崎友里, 重松潤, 大井瞳, 笹森千佳歩, 山田美紗子, 高階光梨, 国里愛彦, 竹林由武, 宋龍平, 堀越勝, 久我弘典
    • 学会等名
      日本認知・行動療法学会第47回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 入職1年目から現場で活かせる!こころが動く医療コミュニケーション読本2023

    • 著者名/発表者名
      中島俊
    • 総ページ数
      146
    • 出版者
      医学書院
    • ISBN
      9784260052825
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 週刊医学界新聞(第3455号)患者と医療者の感情に目を向ける2022

    • 著者名/発表者名
      中島俊
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      医学書院
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 週刊医学界新聞(第3458号)コミュニケーションの質を可視化して測定する2022

    • 著者名/発表者名
      中島俊
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      医学書院
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 週刊医学界新聞(第3462号)医学的に益が低い状況にどう対応するか2022

    • 著者名/発表者名
      中島俊
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      医学書院
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 週刊医学界新聞(第3433号)コロナ禍における医療コミュニケーション2021

    • 著者名/発表者名
      中島俊
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      医学書院
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 週刊医学界新聞(第3437号)患者に対する自己開示はどこまでするべき?2021

    • 著者名/発表者名
      中島俊
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      医学書院
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 週刊医学界新聞(第3441号)対人的なかかわりはどこまでマニュアル化すべきなのか?2021

    • 著者名/発表者名
      中島俊
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      医学書院
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 週刊医学界新聞(第3445号)自分の素直な気持ちや考えを適切な方法で伝えよう2021

    • 著者名/発表者名
      中島俊
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      医学書院
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 週刊医学界新聞(第3450号)チェックリストを活用してコミュニケーションを促す2021

    • 著者名/発表者名
      中島俊
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      医学書院
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [備考] 患者中心のマインドと対話で紡ぐ医療コミュニケーション

    • URL

      https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2023/3528_01

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] コロナが変える現場<1>ロボット介した母娘の朝

    • URL

      https://www.yomiuri.co.jp/medical/renaissance/20220103-OYT8T50005/?fbclid=IwAR3p7FtRVfYUCGP5CY3lOb0DM5Zu6k2dm01nKKnAl_f_2aDPJTuyt5OlNjw

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-07-13   更新日: 2024-12-25  

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