研究課題/領域番号 |
21K19698
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
竹越 一博 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40261804)
|
研究分担者 |
麻見 直美 筑波大学, 体育系, 教授 (10300005)
鈴木 拓史 同志社女子大学, 生活科学部, 准教授 (50587110)
菅澤 威仁 筑波大学, 医学医療系, 助教 (60821840)
|
研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | レナラーゼ / 腸管 / 腸管作用 / 小腸 |
研究開始時の研究の概要 |
レナラーゼは2005年に発見された血圧調節に関わる新規物質である。未だ機能には不明な点も多いが、これまでの研究から受容体を介した細胞保護作用があると分かってきている。我々は本邦で唯一レナラーゼの研究を進めており、これまで、筋におけるレナラーゼの細胞保護作用について多数の知見を報告している。これに新たな着想を得て、今まで全く解析の進められていなかった小腸で機能解析を進める。
|
研究成果の概要 |
レナラーゼ (RNLS)は、Xuらによって2005年に発見され(Xu et al., J Clin Invest)、発見当初は、腎臓や心臓において循環カテコールアミン代謝による血圧調節因子としての働きに関する研究が進められていた。しかし、近年の研究成果から、RNLSには、受容体を介した細胞増殖作用や、RNLS自体の抗酸化作用を持つことが明らかになり、従来の考え方からのパラダイムシフトが起こっている。このような背景の中、身体の中にありながらも外界からの様々なストレスを受ける臓器である腸管に焦点を当て、その生理的意義の解明は腸疾患のメカニズムや治療のための基礎的知見になりうると考えた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RNLSは腸管においては、酸化ストレス生成自体を低下させ、抗炎症、細胞増殖に関わっているのではないかと考えられた。これらは腸管の加齢の機序としても重要と思われる。
|