研究課題/領域番号 |
21K19814
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分62:応用情報学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
吉岡 真治 北海道大学, 情報科学研究院, 教授 (40290879)
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研究分担者 |
原 真二郎 北海道大学, 量子集積エレクトロニクス研究センター, 准教授 (50374616)
鈴木 晃 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 統合型材料開発・情報基盤部門, NIMS特別研究員 (50799723)
長田 裕也 北海道大学, 化学反応創成研究拠点, 特任准教授 (60512762)
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研究期間 (年度) |
2021-07-09 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 論文データベース / テキストマイニング / 科学技術データベース |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、特定の分野の研究グループを対象とし、そのグループの研究にとって役立つ、論文データベースを作成するとともに、そのデータに基づいた研究活動の支援を行うことをその目的としている。そのために、我々がこれまでに開発した論文中からの重要語抽出などに基づいた研究動向分析や論文検索の支援をこなうシステムを拡張し、通常の研究活動でを行う、既存の科学技術データベースと連携させることで、より、通常の研究活動を支援することのできるシステムへと発展させることを目指している。
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研究成果の概要 |
本研究は、特定の分野に興味を持つ研究者が収集する関係分野の論文を対象に、専門用語抽出を行うことにより、用語間の共起関係に基づく分析や、時系列を考慮した研究動向分析を行うデータベースシステムの研究を基礎とし、論文内の記述と科学技術データベースを連携させる手法を提案することで、分野の研究者の研究活動を支援するシステムの構築を目指した。本枠組の有用性を有機化学反応の分野を対象に機械学習による情報抽出と化学物質データベースであるPubChemを活用して実験的に構築し、このようなデータベースが化学物質名の記載などにおける表記の揺れの解消などに貢献できることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、多くの論文データベースが幅広く集めた論文を対象に分析を行うのとは異なり、特定の研究グループが興味を持つ論文群に限定してデータベースを構築することで、分野の研究者の研究動向の変化といった解析可能な論文データベースの構築を目指している。また、そこで作成したデータベースを他の科学技術データベースと連携することは、用語のエントリなどをうまく活用することで、分野の研究者のデータベース整備に関わる作業を効率化できるだけでなく、より質の高いデータベースの構築に結びつく。また、論文を読む際に、関連する外部データベースを容易に参照する枠組みを提供することができ、研究者の支援にもつながると考えている。
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