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メカニカルストレス制御による革新的オルガノイド形成プロセスの理解深化と応用展開

研究課題

研究課題/領域番号 21K19899
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

清水 一憲  名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (70402500)

研究分担者 秋山 裕和  名古屋大学, 工学研究科, 助教 (60914140)
研究期間 (年度) 2021-07-09 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードバイオマイクロシステム / オルガノイド
研究開始時の研究の概要

我々は最近、マイクロデバイスを用いてヒトiPS細胞由来神経筋オルガノイド形成を制御できる可能性を見出した。本研究では、この発見に関する研究をさらに進め、メカニカルストレス制御によるオルガノイド形成プロセスの理解を深めるとともに、革新的な非臨床試験技術の開発を目指した応用展開に挑戦する。1.メカニカルストレスが神経筋オルガノイド形成に与える影響を明らかにする。2.デバイス上に構築した神経筋オルガノイドの特性を明らかにする。3.メカニカルストレスを用いて神経筋以外のオルガノイドの形成を制御できるかどうかを明らかにする。

研究成果の概要

本研究では、マイクロデバイスを用いたヒトiPS細胞由来神経筋オルガノイド形成を制御し、そのプロセスの理解を深めることで、革新的な非臨床試験技術の開発へと応用展開することを目指した。その結果、細胞密度を高める、ウェルサイズを小さくする、ROCK阻害剤添加することで筋組織の収縮力が大きくなることを見出した。また神経筋オルガノイド内に神経筋接合部が存在し、シュワン細胞等が含まれることが示唆された。堅牢な試験法への展開を目指し、さらなる神経筋接合部の形成効率の向上を試みたが顕著な増加は観察されなかった。今後は筋細胞の成熟をさらに高めることで神経筋接合部の形成を増加させることができる可能性がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、骨格筋細胞や運動神経細胞、神経筋接合部に関連する疾患の解析やその治療法の開発に有用であると期待される。今後さらにオルガノイド内の骨格筋細胞の成熟度を向上させることで、堅牢な非臨床試験法となると期待される。

報告書

(1件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2021-07-13   更新日: 2024-01-30  

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