研究課題/領域番号 |
21K20032
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0102:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 一関工業高等専門学校 |
研究代表者 |
渡邉 美希 一関工業高等専門学校, その他部局等, 助教 (50910212)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 『枕草子』 / 近世注釈 / 岩崎美隆 / 加納諸平 / 尾崎正明 / 和学者 / 注釈 / 近世 / 『杠園抄』 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、近世後期の和学者である岩崎美隆の『枕草子』注釈活動を明らかにすることを目的とする。 すでに翻刻・刊行されている美隆の『枕草子』注釈である『杠園抄』『枕草子私記』に加え、これまで注目されてこなかった美隆による他の『枕草子』注釈や、美隆旧蔵の、美隆の周囲の人々による『枕草子』注釈、美隆の詠草や和文集などを幅広く調査することで、美隆の『枕草子』注釈活動の全体像を明らかにする。さらに、清水浜臣など、ほかの和学者たちによる『枕草子』注釈との比較検討を行うことで、近世後期『枕草子』注釈史上に美隆の『枕草子』注釈を位置づけることを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、近世後期の和学者である岩崎美隆の『枕草子』注釈活動を明らかにすることを目的とする。すでに翻刻・刊行されている美隆の『枕草子』注釈である『杠園抄』『枕草私記』に加え、これまで注目されてこなかった美隆による他の『枕草子』注釈や、美隆旧蔵の、美隆の周囲の人々による『枕草子』注釈、美隆の詠草や和文集などを幅広く調査することで、美隆の『枕草子』注釈活動の全体像を明らかにする。 2022年度は、昨年度の調査の成果を踏まえ、改めて必要な文献の購入を行ったほか、2021年度末に撮影、複写した資料の翻刻を中心に調査を進めた。具体的には、大阪府立中之島図書館中西文庫蔵岩崎美隆書簡の翻刻を進めている。この調査により、岩崎美隆の交友関係を改めて洗い出し整理し直し、岩崎美隆が諸平らと交流を持つことになったひとつの契機として『枕草子』が機能した可能性が明らかになった。 しかし、新型コロナウィルスの流行及び自身の体調の変化により関西方面での調査に制限がかかり、思うような進展が叶わなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルスの流行及び、妊娠出産による研究の停滞、中断。
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今後の研究の推進方策 |
復帰後は岩崎美隆の書簡類の翻刻を終え、2021,2022年度の成果を論文化する。
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