研究課題/領域番号 |
21K20122
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0107:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
平本 奈央子 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 特任講師(ジュニアフェロー) (80906917)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 限定正社員 / 勤務地限定正社員 / ワーク・エンゲイジメント / マネジメント / 人事管理 / 職場 / 就業意欲 / JD-Rモデル / 人的資源管理 / キャリア形成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、2つの定量的研究と1つの定性的研究により限定正社員の人事管理が就業意欲やキャリア形成にどのような影響を及ぼしているかを明らかにする。研究の視点を制度の「導入」から「運用」へ移し、限定正社員に対する具体的な人事管理やキャリア形成に関する実態を把握し、理論的な検討を行う。本研究を通じて、限定正社員の人事管理に関する知見を得、さらに限定正社員に及ぼす影響をふまえた改善点を提示する。
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研究成果の概要 |
本研究では、勤務地限定正社員に注目し、彼・彼女らに対する人事管理が就業意欲に及ぼす影響を明らかにした。特に、職場における人事管理に焦点を当て、勤務地限定正社員のワーク・エンゲイジメントを高める要因について検討した。具体的には、職場において勤務地限定正社員の仕事に関わるどのようなマネジメント要因が彼・彼女らのワーク・エンゲイジメントを高めうるのか、またどのような要因がそれらのマネジメントと彼・彼女らのワーク・エンゲイジメントの関係を左右するのかを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては、勤務地限定正社員のワーク・エンゲイジメントの向上を考える上で、当該社員が従事する職場におけるマネジメントを検討する重要性について示唆したこと、また、その検討においてはJD-Rモデルが有効な理論的枠組みとなり得ることを示唆した点にある。そして、社会的意義としては、今後ますます勤務地限定正社員の雇用が拡大する中で、彼・彼女らのワーク・エンゲイジメントを高める上で有効となる職場でのマネジメント方法を具体的に示した点にあり、実務的に有益な知見となると考えられる。
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