研究課題/領域番号 |
21K20133
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0107:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
高部 勲 立正大学, データサイエンス学部, 教授 (30909619)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 公的統計 / 経済統計 / ミクロデータ / 合成データ |
研究開始時の研究の概要 |
公的統計ミクロデータ(集計前のレコード単位のデータ)は、統計法改正による利用要件の緩和にもかかわらず、認知度の低さや利用方法がイメージしにくいことから、その利用の推進が重要な課題となっている。こうした中で、利用促進のための教育・訓練用の疑似的なミクロデータの必要性が指摘されている。 本研究では、諸外国で研究が行われているSynthetic Dataに関するモデルベースの手法を基に、現行の法令・制度上の制約を満たしつつ元のミクロデータの構造を可能な限り保持した疑似的なミクロデータを作成する方法について分析・検討を行う。
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研究成果の概要 |
我が国の法令・統計制度に沿った形で合成データ(Synthetic Data)の手法に基づく疑似的なミクロデータを作成・提供するための方法について検討し、商用データや匿名データ、実際の公的統計ミクロデータを用いて疑似的なミクロデータを作成し、その性質等について分析を行い、当該データを活用した教育・研究を実施するための方法についても検討を行った。これらの研究成果について、学術論文誌に発表するとともに、学会大会、シンポジウム、研究集会等の場で発表・報告を行った。 さらに、作成した疑似的なミクロデータを用いたワークショップを実施し、教育等への活用方法の実践を進めるとともに、今後の課題について整理した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
擬似的なミクロデータを作成す際に諸外国で標準的に用いられている合成データ(Synthetic Data)の方法を、我が国の公的統計データに関する法令・制度に沿った形で適用し、実際の公的統計ミクロデータを基に、擬似的なミクロデータを作成・提供するための方法論を提案するとともに、その手順や課題について整理することができた。 また、ワークショップの場における、擬似的なミクロデータを用いた教育・研究の実践を行うことで、こうした擬似的なミクロデータを用いる際の方法や課題について検討し、整理することができた。
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