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精神疾患の親と暮らすヤングケアラーを支える教育と医療の連携システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K20192
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0108:社会学およびその関連分野
研究機関福井県立大学

研究代表者

牛塲 裕治  福井県立大学, 看護福祉学部, 助教 (30905477)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードヤングケアラー / COPMI / 教育と医療の連携 / 家族支援 / 精神疾患 / 多機関連携
研究開始時の研究の概要

本研究は、精神疾患の親と暮らすヤングケアラー支援における教育機関と精神科医療との相互連携のあり方を明らかにすることを目的にし、そのなかでの中学校教諭からみたヤングケアラー支援について、その発見から精神科医療機関との連携に至るまでのプロセスにおける阻害要因、促進要因を明らかにする。そして、ヤングケアラー支援に活用可能な、精神疾患の親と暮らすヤングケアラー支援における教育・医療連携システムの構築を行う。

研究実績の概要

研究目的に沿い、精神疾患の親と暮らすヤングケアラー支援において、中学校教諭が子どもへの直接支援にとどまらず、親の支援をする医療機関への働きかけを一体的に行うにはどうするか、精神科医療との連携に着目し調査を行っている。精神疾患の親と暮らす生徒を支援した経験のある中学校教諭3名へインタビューを行い、どのように親の精神疾患に気づくか、気づいた後どのように親と関わるか、生徒と関わるか、親の医療機関と連携協働するのか、するとしたらどのような判断に基づきどのような行動をしたのか、などを半構造化インタビューで聴取した内容について、質的研究の研究者らとともに分析を行っている。
結果として、中学校教諭が精神疾患のある親と暮らす子どもに気づき親の医療機関と連携するプロセスには、【支援の必要性の判断】、【連携の決断】、【組織的対応の形成】、【連携】、【連携の効果】の5つの段階があることが確認された。そのプロセスに並行して、教員の連携に対する姿勢も消極的なものから、連携意識の醸成、連携の必要性と難しさを再認識することが明らかになった。本年度は上記分析と追加のインタビュー対象者の選定募集を行った。調査対象地域を広げ、特別支援教育担当の教員まで研究協力者を探索したが、研究対象者となり得る経験をした教員が見つからなかった。令和6年度は得られたデータの分析を再度進め、結果を取りまとめ、学会誌等へ成果の発表を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究協力者が見つからなかったことと、データ分析に時間がかかっているため。

今後の研究の推進方策

分析途中のインタビューデータの分析を行い、結果をまとめる。まとめた結果を12月実施の教職員向け研修会にて資料として配布する。また、同内容を学会誌等に投稿し公開する。当初予定していた教職員全体へのアンケート調査はアンケート項目の作成を行うにあたって十分な質的データが得られないことが想定されるため、実施しない。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-12-25  

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