研究課題/領域番号 |
21K20205
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
川路 智治 茨城大学, 教育学部, 助教 (90909201)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 技術教育 / サイバニクス技術 / 計測・制御 / システム工学 / IoH |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では,次世代の社会ビジョンを見据えて,人とロボット,IT技術を融合した技術に関する指導内容と指導方法を確立するために,中学校技術科におけるサイバニクス技術の題材開発を目的とする。そのため,2年間の計画に基づいて中学校技術科で習得させるべきサイバニクス技術の指導内容の抽出と体系化を図る。本研究課題により日本の技術教育では扱われてこなかった,人とロボット,IT技術を融合した技術を指導できるようになる。さらに,次世代を担う生徒の技術的思考力の幅の広がりや新たな価値を持って社会に貢献していこうとする人材の育成ができると考えている。
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研究成果の概要 |
人とロボット,情報の技術が融合したサイバニクス技術に関わる技術の指導内容,指導方法,教材を検討し,中学生対象の実践を通した妥当性の検証を行った。サイバニクス技術の関連資料等から指導内容を抽出した結果,技術科の授業において医工学を扱う際の指導内容として七つの指導内容があることが分かった。また,中学生86名を対象として,HALの体験プログラムを実施した結果,生徒はサイバニクス技術の概念,HALの動作原理や仕組みを理解できた。さらに,HALの装着体験を通して,HALが生体電位信号を検知して動作していることを理解し,サイバニクス治療の効果を理解できた。加えて,医療技術に対する学習意欲を向上させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,次世代の社会ビジョンを見据えて,人とロボット,IT技術を融合した技術に関する指導内容と指導方法を確立するために,中学校技術科におけるサイバニクス技術の題材開発を目的とする。そのため,2年間の計画に基づいて中学校技術科で習得させるべきサイバニクス技術の指導内容の抽出と体系化を図る。本研究課題により日本の技術教育では扱われてこなかった,人とロボット,IT技術を融合した技術を指導できるようになる。さらに,次世代を担う生徒の技術的思考力の幅の広がりや新たな価値を持って社会に貢献していこうとする人材の育成ができると考えている。
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