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国際バカロレア(IB)初等教育プログラム(PYP)の受容実態に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K20206
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関静岡福祉大学

研究代表者

菅井 篤  静岡福祉大学, 子ども学部, 助教 (10911472)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード国際バカロレア教育(IB) / 初等教育プログラム(PYP) / 教師教育 / 幼保小接続 / 小中接続 / 概念型学習 / 教員研修 / チーム学校 / 国際バカロレア / 幼児教育 / 小学校教育 / 初等教育 / カリキュラムマネジメント / 教育モデル構築 / 幼小接続
研究開始時の研究の概要

IBPYPと日本の教育の相違点に着目し、「実際にIBPYPの導入が、どのように日本の伝統的な教育へ影響を与えるのか/与えないのか」を明らかにする。これによって「日本型」と「IB型」のせめぎ合いにおける教育構造の変化の可視化を試みる。IB教育は国内外で高い評価を得ているものの、日本におけるIB教育の導入とその過程を含む受容実態は不透明な現状にある。これまでの日本の伝統的な教育知見と見識をいかに活かすのかという側面を俯瞰し、PYPの受容実態を操作的に定義することで、初等教育モデルを新たに捉え直し、教育現場へ還元可能な実践モデルの導出を試みる。

研究成果の概要

本研究では、今後も増加が見込まれるPYP認定小学校における校内教員研修に着目し、IB認定校としての「チーム学校」を目指した教員研修のあり方への、実践的な示唆を得ることを目的とした。その結果、本研究では、ディスカッションによる対話型の教師教育の活用の有効性が示された。IB教育の実践状況に基づく課題の整理を進めていくとともに、カリキュラム・マネジメントの観点から、PYP認定小学校における教育実践を改めて評価し、「チーム学校」を目指した教育課程と授業の改善を図る実践提案を、今後も進めていく必要がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、小学校におけるカリキュラム形成と授業展開と教員研修の3つの視点から、PYPの受容実態と実践展開を整理し、児童と教師らの学びの在り方の検討を行った。そして、日本の伝統的な教育とIB教育との関連を弁証法的に検討し、「日本型IB教育の在り方」について示唆を析出し、教育現場へ還元可能な実践モデルの導出を試みた。

報告書

(3件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (10件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 国際バカロレア認定小学校における「チーム学校」を目指した教員研修-LTD話し合い学習法を取り入れた試み-2022

    • 著者名/発表者名
      菅井 篤
    • 雑誌名

      国際バカロレア教育研究

      巻: 6 ページ: 105-114

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 国際バカロレア・ディプロマプログラム(IBDP)初年度生の学習経験とコンピテンシー-「高校での学習・経験に関する実態調査」(2021年度)の分析から-2022

    • 著者名/発表者名
      御手洗明佳, 松本暢平, 江幡知佳, 齊藤貴浩, 菅井篤, 木村光宏, 菊地 かおり
    • 雑誌名

      国際バカロレア教育研究

      巻: 6 ページ: 71-82

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 国際バカロレア経験者が考える「国際的視野」の特徴-テキストマイニングによる生徒記述の比較分析-2022

    • 著者名/発表者名
      木村光宏, 菅井篤, 江幡知佳, 松本暢平, 齊藤貴浩, 菊地かおり, 御手洗明佳
    • 雑誌名

      国際バカロレア教育研究

      巻: 6 ページ: 83-94

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 大学院における実践と理論の往還:シンポジウムのまとめ2021

    • 著者名/発表者名
      陣田 泰子, 手島 純, 菅井 篤, 三輪 建二
    • 雑誌名

      星槎大学大学院紀要

      巻: 3(1) ページ: 61-66

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 日本への国際バカロレア教育導入における幼小接続の課題の検討2022

    • 著者名/発表者名
      菅井 篤
    • 学会等名
      日本比較教育学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 国際バカロレア(IB)認定校における小・中学校の連携・接続に関する課題の検討2022

    • 著者名/発表者名
      菅井 篤
    • 学会等名
      広域科学教育学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本の幼児教育における国際バカロレア教育の地域化の実態-初等教育プログラム認定幼稚園の教育理念に着目して2022

    • 著者名/発表者名
      菅井 篤
    • 学会等名
      日本教育心理学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 国際バカロレア・ディプロマプログラム(IBDP)認定校の類型と学習者の特徴 -社会空間アプローチを用いた検討-2022

    • 著者名/発表者名
      菅井 篤
    • 学会等名
      日本国際バカロレア教育学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 国際バカロレア教育カリキュラムにおける 「キーコンセプト」を活用した思考支援手法の検討 -保護者は我が子の学びをどう捉えるのか?-2022

    • 著者名/発表者名
      菅井 篤
    • 学会等名
      日本認知科学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] ディプロマプログラム(DP)履修生が考える「国際的視野」の特徴 ―テキストマイニングによる生徒記述の分析を通じて―2021

    • 著者名/発表者名
      木村光宏, 菅井 篤, 江幡知佳, 御手洗明佳, 松本暢平, 菊地かおり
    • 学会等名
      日本国際バカロレア教育学会第6回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 御手洗 明佳, 松本 暢平, 齊藤 貴浩, 菅井 篤, 江幡知佳, 木村光宏, 菊地かおり2021

    • 著者名/発表者名
      ディプロマプログラム(DP)履修生が身につけるコンピテンシーの特質 ―「高校での学習・経験に関する実態調査」(2021年度)の分析から―
    • 学会等名
      日本国際バカロレア教育学会第6回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本における国際バカロレア教育の地域化の実態 初等教育プログラム認定小学校の教育理念に着目して2021

    • 著者名/発表者名
      菅井 篤
    • 学会等名
      日本教育心理学会第63回総会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 国際バカロレア(IB)初等教育プログラム(PYP)としての教育方法論の検討2021

    • 著者名/発表者名
      菅井 篤
    • 学会等名
      日本比較教育学会第57回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] IB の教育効果に関する調査研究(定性研究班)中間報告 -IB 教員が学び合う協働体プロジェクト第1 回セッションの振り返り-2021

    • 著者名/発表者名
      花井渉, 赤塚祐哉, 井上志音, 木村光宏, 渋谷真樹, 御手洗明佳, 伊藤健策, 菅井篤, 田中佳太
    • 学会等名
      日本国際バカロレア教育学会第6回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 「令和3年度IBの教育効果に関する調査研究事業」2021年度成果報告書2022

    • 著者名/発表者名
      井田 仁康, 川口 純, 赤塚 祐哉, 伊藤 健策, 井上 志音, 江幡 知佳, 江里口 歡人, 太田 瑠々, 金井 大貴, 菊地 かおり, 木村 光宏, 齊藤 貴浩, 佐々木 恵美子, 渋谷 真樹, 菅井 篤, 田中 佳太, 芳賀 裕子, 花井 渉, 原 和久, 松本 暢平, 御手洗 明佳
    • 総ページ数
      131
    • 出版者
      筑波大学
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-10-22   更新日: 2025-01-30  

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