研究課題/領域番号 |
21K20225
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 鈴鹿大学 |
研究代表者 |
川俣 理恵 鈴鹿大学, こども教育学部, 准教授 (00910910)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 特別支援対象児 / 学級集団の状態 / 学校適応 / ソーシャルスキル / ソーシャルスキル教育 / 特別支援 / 学級適応 / 学級集団 / 特別な支援が必要な子ども / 学級集団状態 / 小学校 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,通常学級に在籍する特別な支援が必要な子どもへの援助として,学級集団の状態に応じたソーシャルスキル教育のあり方について提案することである。インクルーシブ教育システムの構築が求められる現在,多様な個性をもつすべての子どもが適応的な学校生活を送れるような援助が求められている。適応的な学校生活を過ごすためには,集団生活を円滑に営むための基本的なソーシャルスキルを使用し,且つ,学級集団の状態に応じたソーシャルスキルを使用する必要がある。そこで本研究では,特別な支援が必要な子どもへの援助としてソーシャルスキルに着目し,学級集団の状態に応じた援助のあり方について検討する。
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研究成果の概要 |
本研究は,通常学級に在籍する特別な支援が必要な子どもへの援助として,学級集団の状態に応じたソーシャルスキル教育について検討した。学級集団の状態ごとの特別な支援が必要な子ども,その他の子どもの学級適応,ソーシャルスキルの特徴を考慮して,ソーシャルスキル教育の仮説モデルを作成した。代表的な学級集団の状態の学級において,仮説モデルに基づく介入を行った結果,特別な支援が必要な子ども,その他の子どもそれぞれに一定の介入効果が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,通常学級に在籍する特別な支援が必要な子どもへの援助について,学級集団の状態に応じたソーシャルスキル教育のあり方について検討した。通常学級に在籍する特別な支援が必要な子どもは増加傾向にあり,学校現場では,彼らを含むすべての子どもが充実した学校生活を送るための援助のあり方を模索している。本研究で作成した仮説モデルによる実践は,そのような学校現場の課題の解決に寄与すると考えられる。
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