研究課題/領域番号 |
21K20228
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 横浜国立大学 (2022) 小田原短期大学 (2021) |
研究代表者 |
高野 陽介 横浜国立大学, ダイバーシティ戦略推進本部, 特任教員(講師) (80910158)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 肢体不自由 / キャリア教育 / 職業教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、実際に就労している肢体不自由者に対しアンケート・インタビュー調査を実施し、就労の実態を把握するとともに、就学時にキャリア教育・職業教育を受けた経験が、現在の就労においてどのように活かされているかを明らかにすることである。本研究により肢体不自由者が就労前に身に付けておくべき知識や能力について把握することができ、今後のキャリア教育・職業教育の授業内容、実施方法の改善につながるものである。
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研究成果の概要 |
本研究では、実際に就労している肢体不自由者に対しアンケート・インタビュー調査を実施し、就労の実態を把握するとともに、就学時にキャリア教育・職業教育を受けた経験が、現在の就労においてどのように活かされているかを明らかにすることを目的とした。その結果、進路指導よりも、教科教育、部活動、社会人・職業人としての常識やマナーに関する学習が将来の生き方や進路を考える上で、役立つ学習であることが明らかとなった。また、ロールモデルの存在も重要であり、学生時代に同様の肢体不自由者がどのような進路を選択しているかを把握できることで進路選択に役立つ情報となることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに特別支援学校高等部に在籍していた肢体不自由者の就労状況や支援のニーズ、働く上での困難さ等について、わずかに実態調査が行われている。しかし、特別支援学校の卒業生以外の肢体不自由者の就労状況についてはこれまで明らかにされておらず、キャリア教育・職業教育を受けた経験が実際の就労場面で活かされているのかという視点での研究はこれまでにみられない。本研究により肢体不自由者が就労前に身に付けておくべき知識や能力について把握することができ、今後のキャリア教育・職業教育の授業内容、実施方法の改善につながるものであると考える。
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