研究課題/領域番号 |
21K20232
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
久保園 梓 筑波大学, 人間系, 特任研究員 (80909953)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 子どもの声 / 市民性教育 / エンパワメント / シカゴ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、アメリカ合衆国シカゴの市民性教育の実態を調査することで、日本の市民性教育にエンパワメントの視点を根付かせるための具体的な方途を提案することである。 シカゴでは、子どものエンパワメントを重視した市民性教育が取り組まれている。本研究は、シカゴ市民性教育関係者にインタビュー調査を実施することで、子どものエンパワメントを重視した実践に取り組む上で生じる葛藤や困難、それらを乗り越えるための当事者独自の工夫を明らかにすることを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴの市民性教育の実態を調査するために、関連資料の収集と分析、及び、シカゴ市民性教育を実践する当事者へのインタビューを予定していた。研究開始当初はシカゴ現地での調査を計画していたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行、また流行の長期化により現地調査を実現できなかったため、オンラインでの研究活動が主軸となった。 本研究を通してイリノイ州社会科スタンダードの構造、及び、シカゴ市民性教育の動向について明らかにした。また、シカゴ学区公立学校に勤務する教師へのオンライン・インタビューを実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、イリノイ州社会科スタンダードの分析や社会科カリキュラムの分析に留まらず、市民性教育を実践する教師の実践上の課題や困難を明らかにすることを試みた点にある。尤も、新型コロナウイルス感染症の影響により、本研究が完了したとは言い難い。今後も継続的な調査が必要である。また、本研究を通して現地関係者と関係性を築けたことで、今後日米の教師同士の交流や学校間交流等を実施できる可能性がある。このような可能性が生まれたことは、本研究の社会的意義であると言える。
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