研究課題/領域番号 |
21K20237
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
小島 卓也 長崎大学, 多文化社会学部, 助教 (80908525)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | オンライン授業力 / 日本語教育 / 教育実習生 / 実践コミュニティ / ポストコロナ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は学士課程でオンライン教壇実習を取り入れた日本語教育実習プログラムを実施し、実習生のオンライン授業力の成長過程を明らかにすることである。申請者は実習生が目標を共有し、主体的に企画実施する教壇実習を教育実習の最後に行う実習プログラムをデザインする。質的研究手法を使って実習生が実習に取り組む過程を詳細かつ具体的に記録し、分析する。そして、実習生の発言、記述、行動から見えるオンライン授業に対する考え方や実際の行動の変化やその変化に影響を与えた個人的要因や社会的要因を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究は日本語教育実習生が同期型オンライン授業に取り組む教育実習を通してどのような課題に向き合い、それを乗り越え、変化していくかを明らかにすることを目的としている。特に、実習プログラムの中で教育実習生が実践コミュニティの醸成に貢献し、オンライン授業力をいかにつけていくかを、実習生個人の経 験と文化的背景やコミュニティ内で提供される社会的な支援などを考慮しながら探っている。 2023年度は、研究責任者が、本研究を実施していた日本国内の所属大学から日本国外の大学へ転出することが決まり、当該科研費の補助を受ける資格を喪失することとなったため、本研究が継続できなくなり、事業の廃止申請を4月中に行わざるを得なかった。そのため、当該年度の研究実績を作ることはできなかった。しかし、本研究に取り組む中で、今後、議論を継続すべきだと考えられる論点がいくつか見つかったことは確かである。2022年度には、それらの一端を学会発表の形で報告することができ、学術的、社会的貢献を微力ながら果たすことができたと考えている。今後、これらの論点を深め、より大きな学術的な貢献に繋げられるような研究を再開する機会を作ることに取り組むことができる可能性が生まれた場合、ぜひ取り組んでいきたい。この場を借りて、本研究に対し多大なるご支援をいただいたこと、感謝申し上げます。
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