研究課題/領域番号 |
21K20274
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
肥田 和樹 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助手 (20906698)
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研究期間 (年度) |
2021-08-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 中学校英語教育 / プレゼンテーション研究 / インタラクション研究 / 協働学習 / 発表指導 / プレゼンテーション指導 / 英語教育 / プレゼンテーション / 社会文化理論 / ランゲージング / 中学校英語 / ルーブリック |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中学英語教員が発表指導を効果的に実践できる一貫したプログラムの構築を目的としており、指導・評価のためのルーブリックの作成、事前指導としての協働学習の効果的な進め方を検討する。そのために①中学校での授業観察を毎月2校程度実施し、教室内における教員の指導と生徒の活動の様子を詳細に把握し、②中学校で1ユニットを範囲として指導プログラムを用いた実験授業を行う。指導プログラムは事前指導・発表活動・発表評価・事後指導の四つのステップで構成され、事前指導では授業中のグループ活動による協働学習を行い、考案したルーブリックを用いた評価、事後指導を行う。
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研究成果の概要 |
本研究の結果、公立中学教員は特に英語発表指導などのパフォーマンス評価について非常に難しいと感じていることがわかり、改めてルーブリックを活用した発表指導手順および評価手順の必要性が示唆された。また、大学生同士の協働学習が英語発表能力の向上に貢献していることが示唆された。具体的には、学生はテキストや教員のレクチャーからだけではなく、グループメンバーとの対話から問題解決の糸口を見出していることがわかった。さらに、協働学習での学びを自分自身の知識へ転換させ、プレゼンテーションスキルの向上へ繋げようとする意識が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学習指導要領の改定に伴い「話すこと」が[やりとり][発表]の二領域に細分化され、発表指導の重要性がさらに高まっている。しかしながら、中学校では主にやりとり指導が行われており、発表指導は指導時間数も不十分であり、かつ単発的に実施されていることが多く、継続した指導は充分に行われていない。こうした背景を踏まえ、公立中学教員が効果的で継続した発表指導を実施するために必要な支援を調査し、指導 効果・実用性が複数の公立中学で実証される一貫したプログラムを考案・検証することは、非常に重要な課題である。
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