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ほめることが「ほめ手」に与える影響:親を対象とした検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K20288
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0110:心理学およびその関連分野
研究機関高知工科大学

研究代表者

柿沼 亨祐  高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 助教 (00909236)

研究期間 (年度) 2021-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード動機づけ / ほめ / 親 / 努力 / 才能 / 内発的動機づけ / 粘り強さ / ほめる / 興味
研究開始時の研究の概要

本研究では、親を対象としてほめ手への影響を検討し,親が子どもをほめることが,親の仕事への動機づけに与える影響について検討する。縦断調査、現実に近い状況を想定したシナリオ実験、実際に親に子どもをほめてもらう行動実験を実施する。子どもへのほめ方を変えることが,親の仕事への動機づけを改善させる可能性を示し,親自身の仕事にとっても効果的な子どものほめ方を提案することを目指す。

研究成果の概要

本研究の目的は,ほめることが「ほめ手」に与える影響を検討することである。特に親への影響に焦点を当て,親が子どもをほめることが,親の仕事への動機づけに影響を与えるかどうかを検討した。調査の結果,親が子どもを努力についてほめる頻度と,親の仕事の達成志向的動機づけの間に正の関連が示された。行動実験の結果,子どもの努力についてほめることが仕事の動機づけに与える影響は,親の職務パフォーマンスによって異なることが示され,職務パフォーマンスが低い人でのみ,子どもを努力についてほめた条件は,ほめなかった条件と比べて,仕事の達成志向的動機づけが高いことが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

子どもがいる世帯の約70%は共働きの世帯であり,夫婦が共同で子育てを行うことが重視される現代社会において,親は子育てと仕事を両立することが求められる。本研究は,子育てと仕事の2つの領域を結びつけて検討することで,子どもを努力についてほめることが,親自身の仕事の動機づけを改善する可能性を示した。親は子どもをほめる際はほめ方にも注意を払い,努力に焦点を当てることで,子どもだけでなく自分自身にも,望ましい効果が得られる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Autonomy-supportive teaching algorithm which fosters independent learners2023

    • 著者名/発表者名
      Kakinuma, K., & Izuma, K.
    • 雑誌名

      Proceedings of the 45th Annual Conference of the Cognitive Science Society

      巻: -

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-10-22   更新日: 2024-01-30  

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